
euy
@euy
2026年9月6日
読み終わった
めちゃくちゃ勉強になったし、考えさせられた。
今の新疆ウイグル自治区がどうなっているのか、そして、普通のウイグル民族の住民がどんなふうに考えているのかについて、言論統制の厳しい現地で、そこら辺にいる人に声をかけて本音を聞き出そうと何度も何度も丹念にインタビューが積み重ねられていて、著者の誠実さが感じられた。
強制収容所にいた人の体験談とか、思想や言論が厳しく統制された監視社会な実態とか、同化政策によって言葉や文化が消えつつある状況とか、読んでて恐ろしくて、とても現代の世界で進行していることとは思えなくて、ぞっとする。
一方で、今のほうが暴動も内乱もなくてマシと述べるウイグル人たちの見解について、中国当局にそう言わされてるという側面もありつつ、本当にそう思ってる人もいるという側面もある(←実際に話を聞いた著者がそう感じとったんだから、きっと本当にそうなんだろうと自分にも思えた)という最後のまとめは、事態の複雑さ、解決の難しさを感じさせられた。
「恐らく「人権問題」という言葉を使っているうちは、中国と欧米が分かり合うことはできないのではないかと思う。こちらから見れば確かに「人権問題」なのだが、あちらから見れば、また別のものが見えているからだ。」
→これはこの問題に限らず、いま「人権問題」と言われている多くの課題がそうなのだと思う。
昔はうまくいったのかもしれないが、今は人権という旗印のもとで単純に解決するのは難しい。
解決しなければならない課題ではあるけど、何か個別に別の角度からアプローチして絡まりをほどいていくことが必要なのかもしれない。







