
くん
@kun
2026年9月6日
ミント邸で夜の茶会を
斎藤千輪
読み終わった
広島の鞆町を舞台にした連作ミステリー。
鞆の浦の高台に佇むミント邸と呼ばれる洋館では、週末の夜だけイブニングティーのサロンが開かれる。
マダムの琴葉が淹れる美味しい紅茶と、義理の息子でパティシエの壮馬の作るスイーツによって、訪れる人たちの悩みや苦しみが解きほぐされていく。
紅茶とスイーツと洋館、そして美しい鞆の浦。
広島という舞台をふんだんに活かした仕掛けが、爽やかな連作短編だった。
琴葉と壮馬の程よい距離感の関係性や、鞆のあたたかな空気感がじんわり沁みる物語ばかりだった。
壮馬の作るスイーツがどれも美味しそうで、特にホットケーキが食べてみたい!
行間から紅茶の香りも感じられて、紅茶も飲みたくなった。
作者広島出身なのかな?と思いきや関東出身だった。巻末にしっかり福山出身の方が監修されていた。
続きが出ても楽しめそう。


