
サブレとポッポの往復書簡
@snowflake
2026年9月7日
お探し物は図書室まで
青山美智子
読み終わった
心に残る一節
感想
読書日記
@ 自宅
ある町のコミュニティ施設と、そこに併設された図書館を舞台とした連作短編集です。
主人公の誰もが最初は何かしらの悩み事や不安を抱えているのが、話が終わる頃には、誰もが自然と前を向いている様子が、とてもよく伝わってきました。
人と人との縁をさりげなく結んで繋ぎ合わて、ひとつの小説の世界観に落とし込む書き方が、まさに青山美智子さんといった感じで、最後まで自然な流れで心地よく読了。
作中、月と太陽の対比のくだりの部分、例えば感情と論理、直感と事実、抽象と具体、想像と現実というように、お互いに正反対とされるもの同士であっても、正反対だからこそ、補完し合って、お互い様で世の中って成り立っているんだよなぁ、わかるわかる、と読みながらふと、そんな事を思い浮かべていました。
