鱗拾い "犬のかたちをしているもの" 2026年9月7日

鱗拾い
@urokohiroi
2026年9月7日
犬のかたちをしているもの
本を閉じて壁や天井を見つめる時間を何度も挟みながら読んだ。 「自分もそういう人間だったら、(…)たとえ今と同じ体の状況だったとしても、悩む方向が、なんというか、世間と足並みが揃えられるって楽ちんじゃないか。」 この言葉が発せられた一場面がわかりすぎて泣いてしまう。 逆に、気持ちがわからないとかではなく言動が不統一な感じがして「解らない」と感じたのは、ミナシロさんのこのセリフ。 「『(…)身体感覚として、異物が入ってきて、出ていくわけでしょ、こわいです。……ひどいんですかね、この言い方って』」 この喩えだけが解らない。 身体感覚ということなら、薫よりも相当許容範囲が広いのがミナシロさんのはずなのに。 ……と思ってしまうのは、私がミナシロさんの悪く言えば自分勝手なところをあんまり好きじゃないので、難癖をつけたくなっているだけなのだろうか。 (2026/09/07 19:22 追記:いや違うな、私自身の許容範囲が狭いせいで「いやそこ?」って言いたくなっちゃうだけだな、『人間みたいに生きている』の唯が食べられる人たちを悪し様に言ってしまうのと似たようなあれだ……反省しろ自分) 「その一番シンプルで建設的で愛に満ち溢れている方法が、選べないから」 この言葉を乗せて世に出ている本があると知れたことは間違いなくよかった。
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