犬のかたちをしているもの

9件の記録
- 六月二十九日@micaname2025年9月12日読み終わった図書館本以前水たまりで息をするを読んでからあの感じで他にどんな話を書くんだろって気になって図書館で借りてきた。 またしても自分なりの答えが出せないままあ“ーーーってなって読み終えてしまったー 正解の無い答えをずーっと聞かれ続けてるみたいな感覚だけど考える事を放棄させるみたいな話上手いな。 読んでるだけならパートナーも相手側も引っ叩きたい気持ちだけど、自分の身に起こったらなんだかんだ流されてぬるっと話が進んでいくんだろうなっていうところもまたリアル。
- わかな@waka-72025年4月19日読み終わった借りてきた昔飼っていた犬を愛していた。 どうしたら愛を証明できるんだろう。犬を愛していると確信する、あの強さで――。 間橋薫、30歳。恋人の田中郁也と半同棲のような生活を送っていた。21歳の時に卵巣の手術をして以来、男性とは付き合ってしばらくたつと性交渉を拒むようになった。郁也と付き合い始めた時も、そのうちセックスしなくなると宣言した薫だが「好きだから大丈夫」だと彼は言った。普段と変らない日々を過ごしていたある日、郁也に呼び出されコーヒーショップに赴くと、彼の隣にはミナシロと名乗る見知らぬ女性が座っていた。大学時代の同級生で、郁也がお金を払ってセックスした相手だという。そんなミナシロが妊娠してしまい、彼女曰く、子供を堕すのは怖いけど子供は欲しくないと薫に説明した。そして「間橋さんが育ててくれませんか、田中くんと一緒に。つまり子ども、もらってくれませんか?」と唐突な提案をされる。自ら子供を産みたいと思ったこともなく、可愛いと思ったこともない薫だったが、郁也のことはたぶん愛している。セックスもしないし出来にくい身体である薫は、考えぬいたうえ、産まれてくる子供の幸せではなく、故郷の家族を喜ばせるためにもらおうかと思案するのだったが……。 快楽のためのセックス、生殖のためのセックス。子供を産むということ、子供を持つということ。 1人の女性の醸成してきた「問い」の行方を描く。 https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-771696-2
- みつ@m-tk2025年3月6日買ったかつて読んだ---子供という存在、産むのか産まないのか、産めるのか産めないのか、産めるなら自分はどうしたいのか、いや自分がどうしたいかは分かってる、子どもがほしいと思ったことはないし、好きではないから今後も積極的にほしくはならないだろう、けどそれでいいの? 全部、「それでいいの?」という言葉に行きつくための思考だ。クリア、という言葉が頭の中に浮かぶ。