犬のかたちをしているもの

犬のかたちをしているもの
犬のかたちをしているもの
高瀬隼子
集英社
2020年2月5日
7件の記録
  • 木村久佳
    木村久佳
    @kuCCakimura
    2025年4月19日
  • わかな
    @waka-7
    2025年4月19日
    昔飼っていた犬を愛していた。 どうしたら愛を証明できるんだろう。犬を愛していると確信する、あの強さで――。 間橋薫、30歳。恋人の田中郁也と半同棲のような生活を送っていた。21歳の時に卵巣の手術をして以来、男性とは付き合ってしばらくたつと性交渉を拒むようになった。郁也と付き合い始めた時も、そのうちセックスしなくなると宣言した薫だが「好きだから大丈夫」だと彼は言った。普段と変らない日々を過ごしていたある日、郁也に呼び出されコーヒーショップに赴くと、彼の隣にはミナシロと名乗る見知らぬ女性が座っていた。大学時代の同級生で、郁也がお金を払ってセックスした相手だという。そんなミナシロが妊娠してしまい、彼女曰く、子供を堕すのは怖いけど子供は欲しくないと薫に説明した。そして「間橋さんが育ててくれませんか、田中くんと一緒に。つまり子ども、もらってくれませんか?」と唐突な提案をされる。自ら子供を産みたいと思ったこともなく、可愛いと思ったこともない薫だったが、郁也のことはたぶん愛している。セックスもしないし出来にくい身体である薫は、考えぬいたうえ、産まれてくる子供の幸せではなく、故郷の家族を喜ばせるためにもらおうかと思案するのだったが……。 快楽のためのセックス、生殖のためのセックス。子供を産むということ、子供を持つということ。 1人の女性の醸成してきた「問い」の行方を描く。 https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-771696-2
  • 鶴
    @pizzalover
    2025年4月8日
    向き合うのが嫌になる面倒な感情や、ねじ曲がっていて矛盾した思いを言葉にしてくれる。高瀬さんの作品が大好きな理由です。
  • 鶴
    @pizzalover
    2025年4月6日
    大好きな高瀬隼子さんを。
  • たす
    たす
    @lotus_tasutasu
    2025年3月31日
  • みつ
    みつ
    @m-tk
    2025年3月6日
    ---子供という存在、産むのか産まないのか、産めるのか産めないのか、産めるなら自分はどうしたいのか、いや自分がどうしたいかは分かってる、子どもがほしいと思ったことはないし、好きではないから今後も積極的にほしくはならないだろう、けどそれでいいの? 全部、「それでいいの?」という言葉に行きつくための思考だ。クリア、という言葉が頭の中に浮かぶ。
  • hanathedog
    hanathedog
    @yumethedog
    2025年3月6日
    2回目。すばらしい。生理痛でおなかが痛いときに犬を撫ぜながら読んだ。
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