とーど "願わくば海の底で" 2025年4月6日

とーど
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@toutoutoudo
2025年4月6日
願わくば海の底で
表紙とタイトルが素敵で読みた〜いとなっていた本。表紙、遺影写真を意識してるんかな。 東日本大震災の話だった。本ができる最大の祈りだった。 思い出すことはいなくなった人が存在できる唯一のことで、私が思い出さなくなっても私がその人の話を誰かにしていたら後世の人の記憶に人が存在をする。人物単体だけじゃなくて震災で亡くなった人という括りでもいいからいなくなった人を何度も思い出すことが弔いなのかもしれない。 もらったお菓子をその場で一口で食べることで示す好意。 あの悪癖が菅原晋也の人となりで迎える最後の伏線なのかなぁとかおもったけど、違うかもしれない。菅原晋也の視点から物語が進むことがなくて全て関わりがあった人からの視点だから本来の彼を読者は一生わからんし、これからも知り得ることはない。
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