
傘野
@amemoyou0831
2026年8月23日
ロバのスーコと旅をする
高田晃太郎
読み終わった
イランからはじまり、トルコ、モロッコとロバを連れて徒歩で旅をした著者の記録。この本の後日譚『ロバのクサツネと歩く日本』から先に読んでいたので、旅のスケールの大きさに素直に驚いた。イラン人のホスピタリティは凄いな、と思わせられる一方で検閲や思想などの著しく制限されている国であることも思い出させられる。
ただ政治と宗教が一体化しているといっても無神論者の人も存在しており、その国、その人種で物を見てはいけないということも同時に感じられた。作者が元新聞記者のためか、文章が非常に上手く、状況や感情についてフラットに書いてくれているのも良い。
作中、印象的なエピソードはいくつもあるが、作者が強盗(!)に襲われた際にたまたま通りかかったイラン人の家族が作者を乗せて車で後を追ってくれて、イラン人の奥さんは車の中から棍棒(なぜ用意があるのか…)を取り出して、強盗に応戦しようとしてくれたエピソードが特に好きだった。
