
Sanae
@sanaemizushima
2026年9月7日
言葉なんていらない?
古田徹也
読み終わった
ずっと気になっていた本。読めてよかった!また機会を見て手に取りたい。
ウィトゲンシュタイン論や「謝罪論」を読んでお気に入りの著者。
言葉から展開されるトピックの広がりが楽しかった。
不明確な言葉のやりとりについて、冗談や皮肉、含意を持たせることなど、なんかしょうもない夫婦喧嘩をはじめ、今までの人間関係での失敗を思い出して笑ってしまう。
一番印象に残っているのがフンボルトの主張からの引用で「精神と言語の二者は、相前後して歩んだり、相互に分離しているものではなく、二者は全く同体であり、かつ、人間の持つ知的能力の同一の行動なのであって、あくまでも分離しえない」(p116)
なんでも感想がすごいで終わってしまうのは勿体無いだけじゃなくて、言葉を通じて自分の思いや考え自体を見出すことができる。
だから、考えながらでも表出したらいいんだよ、と著者から全肯定をいただいた気分です涙。あとで振り返って読んでみると、なんやこれ!隠れてしまいたい感想もあるけど、勇気を持ってReadsでこれからも書いていこうと思う。
今年に入って男性の著書でアンチ家父長制をはっきり書いているのを見かけることが増えて、心強い。著者の古田さんもそのお一人。古田さんの著書、もっといろんなのを読んでみたい。
そして、あいだで考えるシリーズ、どれも好きだけど、イラストがいつも素敵。こちらの本は土屋萌児さん。
「言葉と向き合うとき、ときどきうまく言えないこと、言葉が出ないこと、とまどうことがあります。でも同時に、言葉と一緒に、知らない遠いところまで行くこともできる。この本を追体験するような気持ちで描きました。」と。
このメッセージがイラストから伝わって、心地よい読書体験だった。









