
irauka
@yokka_air
2026年9月7日
夕暮れに夜明けの歌を
奈倉有里
読み終わった
著者が文学を学びにロシアで暮らしていた当時のことを振り返って書かれているエッセイ。
著者が暮らしていた頃はウクライナとロシアによる戦争はなく、ただその火種になり得るかすかなものはそこかしこにあったということがわかる。
わたしはロシアと聞くとどうしても戦争の二文字が頭に浮かんでしまう。この時勢にロシアに関する本やロシア文学を読むことに、少しだけ後ろめたい気持ちになることもある。それでもわたしも選びたい、分断する言葉ではなくて繋ぐための言葉を。
言葉は光。
当時打ち明けられることがなかった真実は、わたしたちもどこかで予感していて、でもそれは最後までわたしたちに証明されることはなく、著者の中でだけ光ってる。
素晴らしい本に出会った



