夕暮れに夜明けの歌を
114件の記録
deepend@deepend2026年4月3日読み終わったかつて読んだロシア留学の悲喜交々が理知的で読みやすい文章で描かれていて、一気に読んでしまった。 体重を気にするサーカス団の子どもが著者に脂肪分0.3の低脂肪牛乳を勧めるといった細かなエピソードから、国粋主義に傾倒した青年が外国人を殺害するという事件の痛ましさに著者が泣きながら帰宅した日のことなど、まるで自分もロシアにいてそれらの出来事を目の当たりにしているかのように全てが鮮明。 芸術を志す周囲の学生達に、物珍しい東洋人である著者が創作のネタにされるという暴力的な事件にも、寒気がするくらい恐怖した。 言うまでもなくアントーノフ先生とのエピソードは特に劇的で、これから先も何度も読み返したくなると思う。 "そして言葉が心を超えないことを証明してしまうような瞬間が人生のどこかにあるからこそ、人はどうしてその瞬間が生まれたのかを少しでも伝えるために、長い長い叙述を、本を、作り出してきたのだ。" p.255
Marua@marua2026年3月23日先日奈倉さんのトークイベントに参加して、また読みたくなって引っぱり出してきた。アントーノフ先生について質問した方がふたりいて、深くうなづきながら聴いた。 先生はしょっちゅうお酒を飲んでいるが、授業になると一変する。「授業のはじまりはいつも、まるで劇場の幕があがる瞬間だった」と著者が書いているように。そして「魅了される観客と化した学生は、息を呑んで前を見つめる」 魅力的な授業をしていたという先生の晩年は、何度も読んでも胸が締めつけられる。クリミア半島を無理やり併合されたことをきっかけに、緩慢な自死に向かっていたのかと漠然と考えていたが、そうではなく、その前から体に負担のかかる飲み方をしていたようだ。 先生の口調を再現しているかのような奈倉さんの文章も素晴らしい。


- しむしむ@simsim2026年2月28日読み終わったアントーノフ先生が好きすぎた。これエッセイなのか? 序盤はなんか魔女の宅急便みたいだな〜と思いながら読み始めた。アントーノフ先生についてはハリポタ終盤のスネイプの真実を読んでる時みたいな気持ちになった。途中挟まれる詩もよかった。感情とか世界とか言葉とかなんかすごく詰まってた。文学が好きなまっすぐな気持ち良いなーと思った。熱かった。あと自分がロシアとか政治とか歴史とかについて知らなすぎた。とても良かった。すごかった。


nami@sun_jbm2026年2月7日読み終わった久しぶりに一気読みした本。筆者のロシアへの、文学への愛が感じられる素晴らしい本だった。言葉は人を励ましもするし、傷付けもする。そして、傷付けるために遣われるべきではない。そんなことは子どもでも知っているはずなのに、今の世界では攻撃的な言葉ばかりが飛び交う。今こそ文学の力が必要だという筆者の思いに強く共感する。
ねこやなぎ@neko_yanagi2026年1月24日読んでる図書館で借りたロシアのいくつかの大学で文学を学んだ著者の方が、ロシアでの日々について書かれたソフトカバーの本です。表紙の装丁が素敵です。 2021年10月発行。翌年の2月からロシアがウクライナを侵攻しています。 30の章からなります。巻末にはロシアの関連地図や、登場する書籍の一覧があります。 話題は様々です。 言語を学ぶ楽しさや、言語を通じて人とつながること、友人の恋が育っていくさまについて。 あるいは、法令を遂行するはずの警察が平然と法を犯していたり、言葉が人を分断して敵意と憎しみのために使われていたりすることについて。 図書館で借りて少し読みました。すごくいい本です。これは絶対に買います。


- 菜@sai2026年1月12日読み終わったすごくよかった。私は試験のための知識を詰め込むだけの学生生活だったので、彼女のように学ぶことを喜び、たのしめる人生でありたかったなと羨ましい気持ちにもなった。 奈倉さんのことは「文学キョーダイ!!」(弟の逢坂冬馬さんとの対談本)で知って、著書は初めて読んだけどもっと早く読んでおけばよかったな。



内田紗世@uchidasayo2026年1月11日読み終わった@ 喫茶 ブリッヂめちゃくちゃ面白い。夢中で読み進めた。2002年にロシアへ留学をした著者による当時の回想から現代の振り返り。まるでついこの前留学を終えたかのような瑞々しい文体。作中にもあるように授業を聞いて完璧なノートを作ることに熱中していたその記憶力の強さを感じた。 文のリズムが綺麗で音読してみたくなる。言い回しや言葉選びが秀逸で書き留めたくなる箇所がたくさんあった。 もっと他の本も読んでみたい。


ひつじ@hitsuji_zzz2025年12月21日読み終わった借りてきた買いたいリスト友人が読んでいたのを見かけてずっと気になっており…図書館で借りた!ロシア文学の話ね〜ふむふむ。著者がロシアの大学で学んでいた頃のエッセイね〜ほうほう。と、気軽に読み始めて、次の日…そこには…あとがきまで読み終え、ぐっと涙を堪える私が…いたのであった……。 文学に対する、祈りみたいな本だった。


リチ@richi2025年11月25日読み終わったとても良い本だった。 大学で学ぶということ、研究するということはこういうことなのだな、と自分の大学生活を後悔した。 ロシア文学はいくつか読んだけれど、知らない良さそうな本が多く紹介されていた。サーカスの話が印象的。アントーノフ先生との出会いが素晴らしかった。
あるる@aru_booklog2025年10月29日読み終わった奈倉さんのロシアでの学びの日々が描かれている。ロシアの詩や文学作品が紹介されていて、そういえば私はドストエフスキーやトルストイぐらいしか読んだことないな〜と思い、巨匠とマルガリータが新潮文庫から出ていたことをほんのり思い出す。読もうかな。 あとがきにかえての文章がすごく良くて、何度も読み返した。言葉の限界と文脈を持つことの意味と分断に抗うための思考。






本の箱 アーキペラゴ@bookcase_ap2025年10月24日読み終わった高校卒業後に単身ロシアに渡り、日本人として初めてロシア国立ゴーリキー文学大学を卒業した筆者が綴るエッセイ。ロシアのチャーミングな人びとと不穏な社会情勢、そして言葉と文学をめぐる豊かな学びの日々が描かれている。初めて知るロシアの詩人や小説家がたくさん出てきて、読んでみたくなった。装丁も美しい。

ユウキ@sonidori7772025年10月23日読み終わった借りてきたロシア文学を愛する著者の、ロシアでの留学経験、様々なルーツを持つ友人達との交流、国際情勢、そして敬愛する先生から得た学びの経験などをつづるエッセイ。 言語を学ぶこと、文学がつなぐもの、そういったものが著者の実体験に紐づいて読む私にも切々と感じられる。 言葉は人と人とを分断するが、つなぐ言葉を選んでいくこともできるというのが文学を学ぶ意義でもあるとあとがきにはあるが、まさにその体験そのもののような本だったなと思う。




吉田@yoshidadada2025年9月11日読み終わった一年ほど前に、名前も顔も思い出せない誰かにこの本は素晴らしいと言われた事だけ思い出して読んだ。図書館で借りたけれどいつでも読み返せるように買おうと思う。この人の選ぶ言葉はとっても美しい!

ゆらゆら@yuurayurari2025年8月2日読み終わったなんでもっと早く読まなかったのかと思うくらい、良い本だった。こんなにも文学を魅力的に書いて、その力を肯定する言葉たちに出会えて良かったし、特にラストにかけてのアントーノフ先生のことなど、一冊の本としても凄みがあった。学生時代、こんな同級生がいたら、もっと文学の話をしたかったなと思ったけど、気づかなかっただけで本当はいたのかもなあと思ったり。 ユーリャやマーシャなど登場する同級生たちも、それぞれの個性が魅力的に書かれてたし、反対に、自分が創作科の学生たちの小説に書かれるところでは、現実とフィクションの一筋縄で行かない関係についても考察が深められてて、読み応えがあった。 『巨匠とマルガリータ』とか、登場するロシア文学作品も読みたくなったし、詩の朗読CDを聴きながら散歩するところでは、日本にも詩の朗読CDとかないのなかなあと調べた(昔の「新潮」の特集の付録が気になる)。



- 真魚@ms_mn2025年6月14日読み終わった読んでよかった。表面的な…世界史的な時系列の理解はあったけど、ロシア文学もロシアの社会事情もうっすらとした知識と理解しかなく、地理関係も曖昧だったので。子どもの頃、米原万里さんのエッセイが好きだったので気軽な感じで最初は手に取りました。 回顧録的エッセイに登場する人物たちは、それぞれ広大なロシアの、特色ある地域の出身で、生身の人生を歩んでいることが描かれていて、乏しい知識でも境遇をリアルに想像することができた。 学生生活のディテールも具体的で、寮に家電がないとか大学がお城で建物は素晴らしいけど大学図書館が充実していないとか、政治的な理由でカリキュラムが影響を受けるとか…気が沈む内容を文学と愛が彩ってくれるおかげで、苦しいけど読み通すことができた。 ロシア語やロシア文学という懸命になれるもの(文字通り命がけだろう)と出会えた作者を羨む一方で、こんなにもひたむきな人だから出会えたんだろうなぁと思う。 民族、宗教、言語、金銭的格差という諍いのもとになりやすいテーマは、日常生活の延長であるゆえに避けることができない、ということを思い出させてくれる良書でした。




m@kyri2025年6月9日読み終わった@ ホテルすばらしい本だった ひたむきに語学を、文学を、学問を愛する人のかけがえのない日々の一端に触れさせてもらえることはなんて貴いことなのだろう なにかを愛すること、そして学ぶことは自分を絶対に裏切らない 読んでいて、自分の留学生活のこともすごく思い返したけれどわたしはめちゃくちゃに怠惰でぜんぜん勉強もしなかった留学生だったから今更にしてあのときもっと勉強しておけば…という、後悔先に立たず あまりに染み渡りすぎて本当によくて、読み終えた余韻が醒めないまま『文化の脱走兵』も注文してしまった





m@kyri2025年6月8日ちょっと開いた@ ホテル金沢旅行🍵 兼六園とひがし茶屋街と主計町茶屋街と金沢城をひたすら歩き、蕎麦を食べ、パフェを食べ、抹茶を飲む ネットサーフィンしててたまたま見つけたホテルがめちゃくちゃすてきなところでもう今日は部屋から出ないで本を読むことにする(スマホに入れてしまったパズルゲームはもうやらない…) 部屋にBluetoothスピーカーがついてたので、iPhoneとつないでmusic for fuzkue流してる 持ってきたのはこの本📕




ieica@ieica2025年5月29日再読予定『ロシア文学を学びにアメリカへ?』の時代から約20年後、ロシア文学を学びにロシアへ行く事ができる時代に。 で、現在、ロシアはおろかアメリカさえ行けなくなりそうな時代になるの?







Masaru@masaru__books2025年4月10日読み終わったまた読みたい@ 自宅何ということだ。 本を読んでこんなに感動したことはない。 涙がしばらく止まらなかった。 「学ぶ」とはこういうことだったのか。 もう一度大学に入り直してそして学び直したい。


Marua@marua2025年3月26日2021年12月購入 @三省堂書店 卒業前の時期教授に呼び出され、卒論について更に言葉をもらえるのかと思いきや、鍵がかかった教室で沈黙が流れる中、ただ向かい合って座った。気がついたら日はとっぷり暮れていて、それでも気づかない著者(あえて気づかないようにした?)と教授の時間が切なかった。名場面。
ヨイヨル@yoiyoru2024年9月29日読み終わったこんな学生生活を送ってみたかった ========== ▶️【国内編】2024年読んで良かった本Best5 https://youtu.be/EpBJofIq3_8

























































































