おさとうトマト "ブティック" 2026年9月7日

ブティック
ブティック
池井戸潤
母親から借りて読み始めたら、スイスイ進んでいつの間にか読了。大手銀行の身勝手で理不尽なM&Aに意を唱えたことで、出世コースを追いやられた主人公。世の中の会社の力になるという志をもつ主人公は、クライアントの利益をなによりも優先するM&Aアドバイザリー企業の門を叩く。顧客企業のために邁進する主人公と、クレバーにそして誠実にクライアントに並走する上司や先輩の姿を見ていると、働くっていいな⋯⋯という気分になる。しかし東京中央銀行、てめーは駄目だ。ていうかこれフィクションだよね?こんな銀行、世の中に存在しないよね? タイトルのブティックとはM&Aブティックのことで、M&Aを専門とする少数精鋭の会社を指す。自社の利益のためだけに動く投資ファンドと己の保身に走る大手銀行、その餌食となった企業を救うため、小さなブティックはどんな一手を講じるのか。最終章はことさらハラハラしながら一気読み。おもしろかった!
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