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おさとうトマト
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@fptoma
好きなものを読むしゃちく。
  • 2026年3月22日
    ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿(1)
    「面白すぎて発売前に14ヵ国が版権取得!!」にまんまと乗せられてしまった。KADOGAWAのリリース宣伝文句がうますぎる。悔しい。ページターナーとフーダニットという言葉をこの宣伝ではじめて知った。 舞台は1900年代前半のイギリス。ハレー彗星が地球に接近した夜に起こった殺人事件、老令嬢と召使はどう解決するのだろうか。
  • 2026年3月21日
    はじめてのクラシック音楽
    「入門書。これほど空しい本はありません。」からはじまるクラシック入門書。どういうことやねん。 入門書というと、幅広い領域をカバーしあまり著者の感想などを書きすぎず、誰にとってもまるい本という印象だったのだが、冒頭の言葉の通り、それを良しとしない著者が書いたものなのでかえって面白い。皮肉の効いた主観的な文章で、クラシックとの向きあい方や音楽家たちの紹介が綴られていく。 明るく明快な曲よりも、抽象的・情緒的で奥行きのある音楽が好きだという著者の感性が、さらっと一読するだけでもうかがえる。深みのない派手さを重視する音楽には辛辣で、カラヤンという指揮者のことが大嫌い。こんなに主観をあらわにした入門書で逆に大丈夫なのか心配になるレベル。 でも、何かに興味をもつきっかけ、いわゆる沼るきっかけって、本当にその分野が大好きな人のひとり語りであることが多い。逆に布教用の綺麗な言葉を並べられても、するっと流れて終わってしまう。クラシック好きなおじさんの皮肉たっぷりの話を聞いていたら、いつのまにか興味をそそられていた。あの作曲家の人の曲を聴いてみようかな、この人の指揮する演奏ってどんなだろうか、と自然に思えてしまう。かえって入門書としてふさわしい一冊なのかも……しれない。
  • 2026年3月19日
    シテの花ー能楽師・葉賀琥太朗の咲き方ー(5)
    シテの花ー能楽師・葉賀琥太朗の咲き方ー(5)
    錬成会という名の五番勝負が開幕。いわゆる脇役という登場人物に対しても、その人の特性や心の奥にある感情を丁寧に拾って、能の演目と結びつけて、そして勝負としての面白さも演出する。鬼気迫る舞も軽やかな謡も、場面に合わせた筆致で描かれていて見応えがすごい。マンガの表現を最大限に活かしていて、最新巻を読むたびに感服してしまう。全世界の人が読んでくれないかな。
  • 2026年3月19日
    はじめてのクラシック音楽
    NHKクラシックを読書のおともにしている。ラジオから流れる多様な曲を聴いているうちに、知識を深めたい欲がわいてきた。というわけで、『はじめてのクラシック音楽』。ゆるゆるとクラシックの世界を散策するつもりで読んでいく。
  • 2026年3月17日
    イン・ザ・メガチャーチ
    暴走列車に乗車したと思ったら、いつの間にか振り落とされていたという読後感だった。人とのつながりや自己実現に飢えた人たちが、ファンダム経済(またはメガチャーチ)の中で何かにのめり込んでいく様子がノンストップで綴られていく。 ひとつの情報から拡大解釈をして感情を突き動かしていく人たちが信者になる。一方で、その情報発信源となる人はどんどん搾取されていくのだろうか。作中に登場したアイドルは心を病んでしまい、それすらも信者たちを突き動かすための物語にされた。同情する部分もあるけれど、ほぼ初対面のおじさんにメイクを勧め、一緒に買い物に行くことを提案できる距離感のバグりように違和感もある。そういった他者の心の拠り所となり得てしまう共感性が、他者からの依存度を高めてしまうのだろうか。 視野の広さ/狭さに言及する場面が何度も登場するが、そこには自分と他者の境界を曖昧にする怖さがあり、同時にほのぐらい多幸感がある。他者の物語に依存していく危うさをまざまざと見せつけられた気がする。
  • 2026年3月12日
    イン・ザ・メガチャーチ
    「読み始めた」のタグを設定しつつも、実はもう3分の2以上を読み終えている。とある性質をもつ3人の人間を、現代社会の宗教的推し活の世界に放り込んで、どうなるかモニタリングしているような気分。文章はすごく主観的なのに、客観的というか他人事のように読み進める。なんだこの本は。
  • 2026年3月12日
    中動態の世界
    中動態の世界
    古代の世界で使用されていた文法「中動態」を起点に、能動態・受動態の定義を捉えなおしながら、「私がなにごとかをなす」ということを分析していく哲学書。 先人たちの言語学と哲学の研究を紐解きながら、丁寧に中動態を解釈していくさまに感嘆しかない。前提となる情報で土台を作って、論理をひとつひとつ積み上げて、中動態とはいったいなんなのかを紐解いていく。その過程はまるで、強固な城を建設しているような印象。言葉の意味を的確に拾っていかないと、著者の言わんとしていることについていけなくなるので、辞書をお供に読み進める。哲学は言葉のひとつひとつの意味を大切にする学問であることを実感する。 能動態と受動態の区別は、主語が動詞によって示される過程の外/内のどちらにあるかで定義され、主語の内に位置づけられるのが中動態である。ざっくり解釈すると、自分の行動の行き先の矢印が自分に向かっているのが中動態、というイメージをもった。その前提でスピノザの唱える能動・受動の概念を考えていくプロセスが、難しいけれど面白い。刺激を受けたうえで生じる行動が、自分の本質的な行為か、それとも外部からの刺激に圧倒された本質的でない行為か。行為の質の差で能動・受動であるかを考える。すると、冒頭で登場した「プロローグ――ある対話」の見え方が変わってくる。「暇と退屈の倫理学」でも思ったけれど、著者の國分先生の本は、言葉や文章を追いかけていたら、いつの間にか見える世界が少しだけ変わっている感じがする。時間がかかったけれど読み終えることができて良かったし、読み終えた自分にすこし自信がついた気がする一冊だった。
  • 2026年3月4日
    さむわんへるつ 2
    さむわんへるつ 2
    せっ、青春~!1ページに1回は挟まれる小ボケとツッコミに心地よく笑ってたら、唐突に青春盛り込んでくるからずるい。若中年はそういうのに弱い。帰ってこない青春に想い馳せちゃうタイプ。 「ばかまじめ」がかかるタイミング最高過ぎない?ラジオを題材としたゆるマンガなのに、熱い展開が繰り広げられるのすごい。リスナー甲子園の結果はいかに。
  • 2026年2月27日
    ありす、宇宙までも(6)
    スペースキャンプ編完結。メディア対応訓練の一環で録画された自分のスピーチを見たありす。その姿に両親の面影を見るシーンに思わず涙が出そうになった。キャンプ最後、今まで培ってきたものすべてを発揮して、はつらつと話すありすの姿がとても良い。成長や学びって、積み重ねた先にあるものだと改めて思う。 新章でも、さまざまな壁を乗り越えて更なる成長遂げていくんだろうな。引き続き次巻が待ち遠しい。
  • 2026年2月18日
    中動態の世界
    中動態の世界
    言語と文法の章にあやうく挫折しかけたけれど、NHKラジオ「ウチらと世界とエンタメと」の最新回、國分功一郎×朝井リョウによるクロストークを聴いたら読むモチベーションがむくむくと湧き上がってきた。 「私がなにごとかをなす」とは一体どういうことか。中動態について分析した先に何があるのか、絶対に見届けるんだ。 そして次は『イン・ザ・メガチャーチ』を読むんだ。
  • 2026年2月10日
    ミステリと言う勿れ(16)
    とんでもねぇフィールドワークが始まった。 至るところに衝撃的な要素がある16巻。一番衝撃だったのは、竹馬に乗る彼だった。なんてシュール……。 本当のことを言っても冷静に受け止め合える関係は、とても健全で素晴らしいと思う。整くんとレンくんは良いコンビだ。そしてこれからもそうであってほしい。 罪がテーマなのだろうか、全体的にとても不穏。いつも以上にハラハラしながら読み進めてしまった。どのコマ、どのセリフも見逃せない。
  • 2026年2月8日
    中動態の世界
    中動態の世界
    かつて存在されたとされる「中動態」(能動態でも受動態でもない態)から人間の意志と責任について見つめなおす一冊。『暇と退屈の倫理学』に衝撃を受けてから、いつか読みたいと思っていた本作。ようやくチャレンジする。
  • 2026年2月8日
    死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから 7 (※ただし好感度はゼロ)
    そんな両片思いがあってたまるか。つらい。感情のやり場がない。二人が幸せになる未来をください。
  • 2026年2月7日
    木挽町のあだ討ち
    さまざまな語り手たちが、一人の少年のあだ討ちを発端に、社会に居場所がなくうまく生きることができなかった己の人生を物語る。その内容に胸がぎゅっと苦しくなったり、人情味を感じて心が温かくなったりする。物語を読むということは、本を通して登場人物たちの人生を追体験するものだとあらためて実感する。 読み進めるにつれ、主人公とともにあだ討ちの真相に近づいていく。「あだ討ち」の種明かしは驚きというよりも、これまで語り手となってきた人たちの優しさをしみじみと感じるものだった。読書が楽しい、良い作品だった。
  • 2026年2月5日
    別冊NHK100分de名著 集中講義 三大哲学書
    私たちの身近にある課題と照らし合わせながら進んでいく構成で、カントやヘーゼル、ハイデガーが様々な問題に対して、どのように向き合ったのかを読み解くことができる一冊。 私たちが生きる現代は、執筆当時の社会環境とはもちろん異なるし、社会が抱える問題も違う。それでも彼らが唱えた哲学が現代を生きる私たちに響くのが純粋にすごい。 個人的には、ハイデガー『存在と時間』を通して「空気を読む」ことを分析した内容が面白かった。「みんながやっているから」という空気を読むことで、ちょっとずつ責任から逃れている感じがある。でもそれは確かに、不安と向き合っていないということだ。
  • 2026年2月4日
    木挽町のあだ討ち
    映画の告知が無性に気になって、原作を修めておきたいと思い購入。 誉れ高い一方で血なまぐさいはずの仇討ち。その一部始終が、小気味よく、かつ、どこか愛情をもって語られていくのが面白い。
  • 2026年1月25日
    別冊NHK100分de名著 集中講義 三大哲学書
    読むか、三大哲学書。 とはいえ、いきなり原本や専門書にあたっても木っ端微塵にされてしまうので、100分de名著の集中講義からスタートしてみた。情報社会の現代で私たちが向き合うべき「真実」「共同体」「不安」という3つの問題をテーマに、『純粋理性批判』『精神現象学』『存在と時間』を対話するように読み進めていく。どんな学びがあるのか、とてもわくわくしている。
  • 2026年1月24日
    メダリスト(14)
    メダリスト(14)
    2分半のショートプログラムのなかに、演技のテーマとなる作品の詳細と指導方法とコーチとの信頼関係と勝利に対する熱意を盛り込んだうえで、迫力のあるスケート描写を描き切っている。マンガの構成力がすごすぎる。演技が終わった瞬間、心のなかには、いのりさんと作者にスタンディングオベーションをしている自分がいる。 あと、リンクに向かうふたりが描かれる表紙が最高。
  • 2026年1月24日
    ハヤディール戀記(下)
    愛と復讐のおとぎ話だった。悪意によってひとの尊厳が踏みにじられるさまに、はらわたが煮えくり返る。愛する二人が引き裂かれるのもそうだし、命を脅かされ続けるのも、悔しくてずっと怒りがおさまらない。なんでこんな思いをしなければならないのか。気持ちがぐるぐるしている。 攫われた巫女を取り戻したい一心で、敵と権力と肩書と己とずっと戦い続ける騎士の歩みが丁寧に描かれている。一方で最終決戦は、もう少しページを割いてもらえるとよかった。そうしたら、たぶん私の情緒はさらに悲憤に狂っていただろう。とはいえ、迎えた結末には胸がぎゅっとなる。
  • 2026年1月22日
    プリンタニア・ニッポン(6)
    秘密が解き明かされるたびに、「?」が増えるSF(すこしふしぎ)マンガ。ポストアポカリプス的なのにもちもちゆるゆるな世界観。疲れているときに読みたくなる。 「周りなんか…自分が立ってるとこからしか見えないんだ」という主人公の言葉が良い。世界の全ては見えないし理解できないけれど、自分の場所から見える景色が少しでも穏やかであるように。そうやって関わり合いながら生きることは、とても大事なことだと思う。
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