
傘野
@amemoyou0831
2026年8月31日
水歌通信
くどうれいん,
東直子,
植松しんこ
読み終わった
ふたりの歌人が交互に短歌と散文をつづるスタイルで構成されている。
くどうさんの短歌と散文にはストーリーがあり、キャラクターがかなりしっかりできていて、一方東さんの方の散文は詩的で、人間というより謎の生命体のような雰囲気がある。
作中でこの二者はなにか物理的な接触があるわけでもストーリーに影響しあうわけでもないのだけれど、短歌を読むとなんとなく、今そばにいるのかなと思わせる部分もあって、面白かった。
川上弘美の『神様』や『龍宮』っぽさもある。
特に好きだった歌を、
アスファルトの匂い伝えて消えていく雨は地中の妹になる
熱帯魚色のシューズが世紀末色のシューズに襷を渡す
ふりむけば必ずきみのいる夏の夜の街路樹数えきれない