みなも
@minamo_books
2025年4月5日

胃が合うふたり(新潮文庫)
千早茜,
新井見枝香
読んでる
二人で一緒に「食べたもの」ついて語られるのかと思いきや、それ以上に、食べ物を前にした自分と食べ物の向こうにいる相手、その関係性を面白がっていることがメインの読みどころみたい。心地よい裏切り!
一緒に食べるから美味しいね、とかでは全然なく、食べ物には各々が黙々と向き合っていて、それでいて一緒に食べれば食べるほど強く結びついていく関係、そんなことあるんだ、「胃が合う」んだ。二人にとって、食べ物は人間関係の潤滑油では決してないんだなあ。
読んでいて非常に楽しい!


