ゆ
@ReadsID2033
2026年9月6日
緑十字のエース
石田夏穂
読み終わった
若干ネタバレ気味の感想です。
書店で立ち読みして、興味がわいて止まらなくなって買った。昨夜読み終えた。
文がしっかりしていて「石田夏穂」さんというペンネームの、1950年代生まれくらいのおじさまの書いた本かと思ったら、91年生まれの女性と知って驚いた。
主人公が勤めることになった工事現場脇の事務所内の人間模様、登場人物たちの2週間ちょっとの様子が、映像が浮かび上がるような、実感を伴って書かれている。
取材をたくさんしたのか、著者の元々の観察力の細やかさからか、思惑は異なるのに運命共同体となるデベロッパーと建設会社、その取引先、建設会社の安全管理部門との関係の内実が描写されているようでおもしろい。
舞台はほぼ建設現場と事務所内。
読後感は、わたしはちょっとモヤモヤしたかな。
ただ、企業で働くことと、稼いで生活する人の図太さというか、したたかさというか、強さ?みたいなものを感じた。
五感を刺激される読み物でした。

