
みかん猫
@choma
2026年9月8日

死ねばいいのに
京極夏彦
読み終わった
正直、不愉快な作品だったな。ケンヤという自称学がなくて無礼な物言いの青年が対話によって相手の建前や自己欺瞞を剥いでいくお話で、人によってはケンヤが次々と相手をやり込める様子が痛快に見えると思う。ただ「人間の欺瞞を暴く」というより、ケンヤを正しく見せるために相手が都合よく作られているように感じた。しかも本人は「俺バカだから」と言いながら必要な時だけ妙に語彙も論理力もある。
その作為が見えてしまって、問答の鋭さより作者の誘導が気になった。単純に、けんやの無礼で他人を見下すような話し方も最後まで好きになれなかった。