
おにぞう
@onizou4869
2026年9月7日
殺し屋の出世術
野宮有
読み終わった
前作「殺し屋の営業術」の続編。
前作はとても面白かったものの、「こらからもっと面白くなりそう!」というタイミングで終わってしまったので、続編が出るのを楽しみにしていました。
前作同様、ノンストップサスペンスです。
いわゆる表の世界の一流営業マンが、たまたま殺し屋の犯行現場を目撃してしまい拉致されてしまう。
殺し屋に命を握られる中、持ち前の営業テクニックで、自分を生かしておけば殺し屋事業に営業担当として貢献できると売り込む。
そして、ただの営業マンが裏社会に入り営業術で成り上がる。というのが前作の流れ。
続編ではタイトルが営業術から出世術へと変わり、スケールもアップする。
血で血を洗う裏社会に入ってしまった主人公だが、主人公は何の戦闘力も持たない。
営業術・人心掌握術といった舌戦だけで裏の住人と戦っていくところが面白いポイント。
詐欺師系の、騙し騙され系のサスペンスに近いが、主人公が戦う動機が「相手を騙して金を稼ぎたい」「裏社会を潰したい」というよりは「裏社会の住人に消されないようにするため」という消極的な理由で動き出すのも新しいポイントかと。
ブラックでノワールなサスペンスミステリーが好きな方はハマれると思います。