
Sanae
@sanaemizushima
2026年9月8日
風をとおすレッスン
田中真知
読み終わった
あいだで考えるシリーズ、人と人のあいだは「風をとおすレッスン」というタイトル。
風をとおす、かぁ。素敵。
印象に残ったところを羅列しようと思う。
「かくされていることを、かくされたままにしておく」(p51)
お互いの弱さを受け入れる
「ひとりでは自分の本音にふれられない」(p59)
本音はわからなさの中から、徐々にあぶり出されてくるもの
「安全に傷つくためにこそ対話がある」(p69)
取り返しのつかないほど深くならないようにするためにこそ対話を続ける
「<間>がシンクロを生む」(p72)
沈黙や<間>に言葉にならない重要なメッセージが記されているものもある
「自分が何を信じ、なにを大切に思い、なにを許せないと感じるかは、自分がたまたま身を置いている環境に大きく影響される。犯罪に手を染めずにいられる自分たちこそ正しいと胸を張っていえるわけではない。」(p90)
物語が呪いに変わるとき(p130)
現実の捉え方の癖が「自分はダメな人間だ」という呪いの言葉になって背負っている人に対して、呪いの物語を火にくべて、灰にして、夜空にかえす、って発想が素敵。
前に読んだ同シリーズの「言葉なんていらない?」とも響き合う。
主題だけ話すんじゃなくてあーでもない、こーでもないと話しながら対話を重ねながら答えを出していく様子の例を宮本常一の「忘れられた日本人」からのエピソードが出てくる。(今、寄り合い、なんて言葉も使わないな、うちの祖父は使っていたのに)
今読んでいる、宇野重規「政治とは何か」でも全く同じエピソードが出てきて、社会にも、そして今の私にも求められている考えなんだなと思った。既読感があるような、ないような、でちょっと混乱してしまった。
人間関係に悩んだ時にまた手に取りたい本になった。









