こまち
@komachi0319
2026年9月8日
白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記
小野不由美
読み終わった
新刊発売に向けてシリーズ全巻通読3周目。
2回目の通読時にあまりに陰鬱で進展がない閉塞感にページが進まず、次読むときには2巻はパスしようかと思ったほど読むのが辛いこの巻。でも、せっかくなので読みましたが、ホント辛い。この遅々とした展開が後で色々効いてくるんですけどね。全てわかった上でも辛かったです。
新刊との絡みではやはり琅燦に注目してしまいました。特に泰麒が驍宗に禅譲させると言い出した時の「天は人間が考えているより、はるかに教条的に動く」「形に拘り手続きに拘る」の発言は黄昏で六太と尚隆が同様の内容を語っているので新刊でなんらかの形でこの点に触れるのではと期待しています。
2巻は泰麒もさることながら李斎が強い。王師将軍だから強くて当たり前だけど、風海では幼い蓬山公に優しく接していたし、黄昏では心身共に弱っていたせいかごく普通の官吏という印象でしたが、この巻の李斎はまさに武人というかむしろ土匪に近い感じ(どこかで土匪に間違えられていたし)、修羅の国のせいか全体的に荒んだ登場人物が多い中でも圧倒的存在感でした。前回通読した時、血の気が多いと言われる戴国の人間の中で、優しい物腰や女性であることから一見そうは見えないけど実は一番血の気が多いのは李斎だなと思ったことを思い出しました。

