
けんたろ
@kentaro
2026年9月9日
墓地を見おろす家
小池真理子
読み終わった
「名作!」、「すごく怖い!」という評判を聞いたことがあったので、ならばと思い読みました。
読んだ結果、「まあまあおもしろい」という感じでした。
決してつまらない作品ではないです。
が、特別おもしろいわけでもなかったように思いました。
期待値上げすぎたかなぁ。
大きな出来事が起きてさあ大変だ!という感じではなく、ちょっとずつちょっとずつ違和感が積み重なって、じわじわと追い詰められていく感じでした。
最近の作品では、作品の序盤とか、遅くとも前半までに大きな出来事が起きる作品が多いように感じています。
しかし、本作は前述のようにじわじわ系なので、最近の作品に慣れていると、もどかしく感じるかもしれません。
本作は1988年7月に単行本が刊行されたようです。
そのため、出てくる単語とか会話の言葉遣いとか当時のジェンダー感とか、時代を感じさせるものとなっていました。
こういう部分は、読みにくいということはなく、当時の雰囲気を体験できる良い要素でした。
なお、私が読んだことのある本の中では、一番古い作品となりました。
当時のホラー小説界隈がどんな雰囲気だったのか興味が湧きました。
まだ「リング」も発売されてない時代のホラー小説って、今ほど社会的立場が高くなかったのではと想像します。(「リング」は1991年6月発売)
そう思うと、現代のホラー小説の礎となった作品を読んだような気がして、良い出会いだったなぁと感慨深くなりました。
たまにはこういった古めの作品に触れるのも良いことだなと思いました。





