碧 "汝、星のごとく" 2026年9月9日

碧
@aoiotoxxx
2026年9月9日
汝、星のごとく
お金、仕事、家族、格差、浮気、愛、嫉妬、差別、噂、偏見が全て詰まってる、人生の教訓本。自由を得るためには何かを切り捨てる覚悟がいるし、自由を求めて不自由な世界に居着く。 強い女性はただ強いのでは無い。しなやかに、強かに生きているのか。人からの見え方はわからない。当人だけの価値観と当人しか知り得ない物語がある。外野も偏見も憶測でしかなくてそれはあまりにも脆い。そんな纏わりつく薄膜に怯えて生きるのはもっと惨め。柔らかくかわし跳ね除けて自分の世界を生きねばならない。 自分のこのは自分で養うって私がずっと思ってたことを思い出させてくれた。刺繍作家になって自分の力で歩き始めた彼女をカッコいいと思ったし少しだけ仕事へ向かう背がピンと伸びた。 周りから見たら遠回りかもしれない。間違った選択だったかもしれない。でもそれは結果論でしかなくて、自分で選んだ場所に居るってことが大事なんだ。暁海はこの遠回りをしないと得られなかったものがたくさんある。後悔はないと宣言できるのはきっとその時々のベストを選べたからじゃなかろうか。 ※ ※ ※ 学生から社会人、東京と田舎を経て天秤が崩れゆく心情がありありと描かれていて心がぎゅっと掴まれた。櫂の逃げ先は物語から暁海、東京の人とどんどん移り広がり溶けていく。会っても目を見ない喋らないってのはそれだけ本当に自然体でいれて心を許してるってことだよね。 でもそれ相手はどんな心情か想像もつかないんだろうな。そういう“無自覚”の描写リアルすぎて刺さった。 暁海は彼が広い自由な世界に羽ばたくのを見てどんどん自分が惨めな想いになってでもどうしようも抜け出せなくて。 エピローグがあまりにも伏線すぎて途中からまた頭に戻って読み直したりしてる。 不幸の粒子って言葉刺さった。簡単に言えばオーラなのに日本語って美しい 男脳と女脳。このすれ違いあるあるすぎる。どうせ妻になるんだから、って恐ろしすぎる呪い。 あーあまりにも人生すぎる あと北原先生が神様すぎる徳が高すぎる 十数年の迷いが猛烈なスピードで決着していくのわかるよ、一度決めたら勝手に転がって成るようにあるように進んでいくんだよ 自己投影と共感による没入が激しくてかなり心に来る本。言語化がうますぎる。 私は6年で断ち切れたけど暁海はその倍近く縛られてた。考えられない。でも一歩間違えば私も同じ道を進んでいたかも。恐ろしい。思いもしないところに人生を変える、変えてくれる人が潜んでいる 私にとってはこの本自体が別の世界に連れてってくれるほどの没入感だよ 読み終わった。夕凪。しんどすぎ。 エピローグとプロローグは同じ場面。読む前は不幸な女の話かと思ったけど暁海の人生を見た後に読むと全く違う世界だった。荒波を乗り越えて静かに暮らす強い女性。 櫂は幸せだったろうなぁ。きっと最期に花火は見れたよね。
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