阿久津隆 "エミリーに薔薇を" 2026年8月26日

阿久津隆
阿久津隆
@akttkc
2026年8月26日
エミリーに薔薇を
エミリーに薔薇を
ウィリアム・フォークナー,
高橋正雄
ミス・ジェニーとナーシサの話が終わると次はアイザック・マッキャスリン、つまり「アイクおじさん」で、この名前は覚えがない。しかもアイザック・マッキャスリンの話かと思ったら「この話は彼自身が関係したことでもなければ、実際に眼にしたことでもなく、彼の年上の親類、マッキャスリン・エドモンズの経験したことだ」ということだった。最初のページでそう書いていたが、2ページ先でも p.210 ところで、これからの話は彼が関係したことでもなければ、実際に見ておぼえていることでさえなく、一八五〇年生まれで、アイザックよりも十六も年上であり、ひとりっ子のアイザックが生まれたとき父は七十近かったので、いとこの子というよりも兄に近く、兄というよりむしろ父に近かった、マッキャスリン・エドモンズの口からきかされた昔の、古い時代の、話なのである。 と念を押してきて、つまりどういうことだ、と思いながら、なんの話を読まされるんだ、と思いながら、ぼんやり何もわからないまま少し読むと眠っていた。
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