miho "余命一週間の探偵として" 2026年9月10日

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@mehow
2026年9月10日
余命一週間の探偵として
余命一週間の探偵として
ホリー・ジャクソン,
服部京子
プルーフで読了。 タイトルどおり、暴行事件の被害者となって余命を宣告された27歳の女性が自分を“殺した”犯人を捜すタイムリミット・フーダニット・サスペンス。 ネタバレあります。 面白い設定だな、と思った。よく考えつくよね。 本書を読んだ時点で前作は読んでいなかったのだけれど、デビュー作品から始まる3部作は読んでいたので、ホリー・ジャクソンが主人公に対して容赦がないことは知っていた。それでも、本書の主人公がほんとうに1週間後に死んでしまうのかどうか気になって、つい先読みしてしまわないように、終盤のページをテープでとめてめくれないようにしたかった。 で、主人公はやっぱり死んでしまって、看板に偽りなかったわけだけれど、あの3部作の彼を彷彿とさせる優しい彼氏が代わりに落とし前をつけてくれて、うーんうーん、それでよかったのかな… あと、主人公が若干幼いような気もしたけれど、カリン・スローターの『彼女のかけら』の主人公も32歳だけど幼いところがあったし、ほかの作家の作品にも上の世代から見れば幼いかもと感じるようなキャラはけっこうあるので、ということはつまり、いまの世相をあらわしているのかもしれない。若い読者はどう感じたのかしら。 でも、その幼さと取られる表現は、幼いのひとことで一蹴できないものかも、とも思う。 ジャクソンが書きたいことはなんとなくわかる。その初期衝動で突っ走っているのもわかる。次作が正念場ではないかな。
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