
たまお
@tamao
2025年4月6日

甘さと権力
シドニー・W・ミンツ,
和田光弘,
川北稔
読み終わった
資本主義がどうやって誕生したのか、
その誕生の裏では何が進行していたのか。
『砂糖』というひとつのモノを軸とし、
◎生産ー中南米のサトウキビ生産者
◎消費ー砂糖入紅茶を飲むイギリスの労働者階級
具体的な時代、場所をとりあげながら、世界的に流通する商品がわたしたちの生産と消費をどう変えたのかを読み解く名作だと思う。
ミンツはアメリカの人類学者で、実際にプエルト・リコのサトウキビ農園で働いた経験がある。この本ではその現場の話はほぼ出てこない。それにより、ここで語られていることが砂糖に限らずさまざまなモノ、世界的に流通する商品にあてはまることを考えさせられた。


