藤間あわい "流浪の月" 2026年9月11日

流浪の月
流浪の月
凪良ゆう
もともと気になっていた作品で、100万部記念の美しいグリーンに一目惚れして手に取った。 読み始めたらページを捲る手が止まらなくて、一気に読んでしまった。誰かのことを勝手に推量して、勝手に慮って、勝手に優しくする。本作で何度も繰り返される優しさの暴力に息が詰まったと共に、私もきっと誰かに優しさの暴力を振るっているのだと思うと怖かった。 陽の光が降り注ぐ道は歩けずとも、二人の行先がどうか優しい月明かりに照らされていますように。そう願わずにいられない物語だった。
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