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2026年9月9日

コンビニ人間
村田沙耶香
読み終わった
芥川賞の発表時、そのタイトルから興味を持ちつつも、読むに至っていなかった作品。
数年前の事だと思っていたら2016年の作品で、 10年も経っていた事に愕然としてしまった。
コンビニというどこにでもある存在を舞台に、「普通」とは何かを訴えつつ、経済格差や外国人労働者に頼る現代の社会問題も見え隠れする。
どこか歪でありながらも正しく機能していた歯車が、ある時を境に噛み合わなくなる。そこからの展開は一種のサイコホラーの様にも思えた。とは言え、主人公の視点からはただ淡々と場面が流れていくだけで、悲壮感は感じられない。
評価に違わず、これぞまさしく小説の醍醐味といった満足感を得られる作品だった。
