
ユメ
@yumeticmode
2025年1月11日

いつの空にも星が出ていた
佐藤多佳子
読み終わった
感想
@ 自宅
再読。2024年に読んだ本の中で個人的ベストだったのが本書。今回もボロボロ泣きながら読んだ。ファンがチームに寄せる期待感、現地観戦に特有の高揚感、チームの勝ちだけがもたらしてくれる喜び、望まぬ形で選手がチームを去るときの喪失感——そういったチームスポーツとそのファンをとりまく空気の描き方が抜群にうまくて、幾度となく感情を揺さぶられた。思わず自分が応援しているチームのことを振り返らずにはいられない。成績が低迷していた時期のベイスターズを応援する青年たちを描いた「ストラックアウト」は、殊に身につまされた。