
いの
@ino_to_iimasu
2026年9月11日
救われてんじゃねえよ
上村裕香
読み終わった
小説
タイトルで惹かれて読んでみたら、ずずずずーーーーん↓↓↓タイプの小説で予想をガッと裏切られた。『ぼくには笑いがわからない』のポップさ(言うほどポップという感じじゃない気もするけども)のイメージで読んだらやられる! 湊かなえの『C線上のアリア』もそうだったけど、介護のシーンが重ために出てくる作品は結構喰らってしまう。しかもヤングケアラーだとなおさら・・。というか、上村裕香(「ゆうか」と思ったら「ゆたか」だった)さんは、笑いに救われる瞬間みたいなのを描くのが上手すぎる気がする。カオスすぎて「地獄?」みたいな状況下で不意にテレビから流れた小島よしおの「おっぱっぴー」に救われる、みたいなの、マジで何か・・何だろう、説得力? リアリティ? が、すごい。
正直、自分は「こんなクソ親なら捨てちゃえば?」的な気持ちになっちゃったけど、そんな簡単にいくわけないというか。又吉直樹の『人間』に出てきた沖縄のダメ親父に通じるものがあった。世界はそれを愛と呼ぶ・・のだろうか。こういう、一言で表せない感情を味わえるのが、小説だよなあ・・。