masarumilano
@masarumilano
2026年9月9日
海町、古書店ものがたり
浅倉卓弥
読み終わった
高台から臨む瀬戸内海は、物語の始まりから終わりまで穏やかな表情で町を見守っており、その傍らで人の思いが綿々と受け継がれていく文章は読んでいてとても気持ちがいいものでした。
本だけでなく、様々なものが人の思いをきれいにをつなげており、特に古時計・原稿・猫を絡めた描き方は、オーソドックスながら特筆ものです。
また物語が完了した形ではなく、季節が巡るような形で締められております。もう少し先があり、それは少しずつ前に進んでいけばいいんだよ、という作者からのメッセージだと思います。

