汐入 "御成敗式目の殺人" 2026年9月12日

汐入
汐入
@yogishaninotte
2026年9月12日
御成敗式目の殺人
鎌倉知識が高校日本史と「鎌倉殿の13人」だったため、主人公の泰時と時房もドラマのキャストでビジュアルをイメージしてしまっていた。 私のような方へ、結構違和感ないです。 さて、本書は御成敗式目の条項とそれができるきっかけになった事件を回想したり、あるいは現在進行形で事件が起きたりしながら進む連作短編なのですが、ミステリとしては割とシンプルなつくりではないでしうか。あまりミステリをかぶりつきで読む方ではないのですが。硬派なトリック&ミステリーを期待すると拍子抜けするかも。 最後の帰結といい、日本初の武家政権とその為政者の歩みをポップで謎解き要素のある話として描いた小説だと思います。倫理観おしまいの武家社会で秩序ある平和な社会を作ろうとする営みの試行錯誤が面白かったです。
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