

汐入
@yogishaninotte
- 2025年5月21日王朝奇談集須永朝彦気になる
- 2025年5月21日戦場の精神史佐伯真一読み終わっただまし討ちは裏切りなのか?を主題に合戦場における武士の倫理観を探った全3章と近世から近代にかけての「武士道」の変遷をたどった全4章の本。 とにかく平安末から戦国時代にかけて恒常的に戦があり、戦の存在を当然視するなかで育った倫理観が江戸時代に入って急展開する様が面白かった。 葉隠やら新渡戸稲造の武士道やら、あれをベースにした自己啓発系やビジネス系の本は絶対信用ならんなと改めて思える、武士道思想の変遷を歴史的に解説した本でもある。
- 2025年5月19日ヤクザと日本人大貫説夫読み終わった精神分析ってどうなんだろうか……という気持ちがあるので論旨はあまり納得できないところが多かったけれども、筆者がヤクザ専門雑誌の記者なだけあって、折々引用される当事者の証言が面白い。証言集として楽しんだ。
- 2025年5月18日イングランドを想えKJ・チャールズ,スカーレット・ベリ子,鴬谷祐実読み終わった1905年、ロンドン近郊が舞台の海外BLロマンス小説。「クィア」がかなり自覚的なキーワードになっている。いかにも「クィア」な見た目で周囲から浮いているキャラに対して変態呼びする意味で「クィア!」と罵倒する場面もあるんだけど、そのスタイルの彼こそが彼自身なのだと物語内では肯定されている。 私も物凄いBL読みというわけではないんだけど、ヘテロにしか見えない男同士による受け攻めセックスポジションが明瞭な作品が大多数の中でこの作品は新鮮だし、もっとこういうゲイ表象に真面目な作品が増えると良いなと思う。
- 2025年5月18日
- 2025年5月17日伯爵と三つの棺潮谷験気になる
- 2025年5月16日トワイライトII 下 (ヴィレッジブックス F メ 1-4)ステファニー・メイヤー読み終わった中学時代読んでいた大ベストセラー・ロマンス小説 いま読み返すと感性が俗世に染まってしまい、そんなに1人に依存すんのは危ないて……とロマンスとは別の意味でハラハラしてしまうのだが、でもここまで過剰な直情的なトーンだからこそ思春期に夢中になったんだよなあとしみじみした。
- 2025年5月15日停電の夜にジュンパ・ラヒリ読み終わった短編集なのだが、表題作「停電の夜に」が一番印象に残った。全体的に傍観者の視点で淡々と進む話が多い中で、この話は視点人物=主人公の精神的ドラマになっている。 ラストシーンの夫婦のやるせないやり合い、最後の一文にじんとさせられた。
- 2025年5月14日水の流れクラリッセ・リスペクトル,福嶋伸洋読みたい
- 2025年5月14日国籍のゆらぎ、たしかなわたし: 線をひくのはだれか?サヘル・ローズ,サンドラ・へフェリン,三木幸美,加藤丈太郎,安田菜津紀,木下理仁,金迅野,長谷川留理華読みたい
- 2025年5月13日現代アートはすごい布施英利読みたい
- 2025年5月13日
- 2025年5月10日批評理論入門広野由美子読み終わった小説にはこんなにたくさんの読み方がある! 「フランケンシュタイン」を題材に文学作品における批評理論を解説した本。小説技法篇と批評理論篇に分かれており、とにかく後編の批評理論篇が面白い。精神分析批評、ジェンダー批評etc…批評の観点を解説したあと具体的な批評に入っていくのだが、「フランケンシュタイン」一本槍で全て具体例を提示しきる。批評理論おもろ〜と「フランケンシュタイン」すげ〜が同時に味わえた。語り口も平易で入門書としても読みやすかったです。
- 2025年5月2日
- 2025年4月28日
- 2025年4月27日文庫 寄生生物の果てしなき進化トゥオマス・アイヴェロ,倉持利明,セルボ貴子気になる
- 2025年4月24日
- 2025年4月23日美学入門ベンス・ナナイ,武田宙也気になる
- 2025年4月23日父と子ツルゲーネフ読み終わった太古の昔から人は気難しい偏屈男とその友人の気性が穏やかな男のコンビが好き! 主人公2人の名前をロシア語で検索すると最初にFF(Fan Fiction)がサジェストされて笑ってしまった。原作準拠ものから現パロ、成人向けまで色々ヒットし、作品感想コメントには「ずっとこのカプが好きで……この傑作を書いてくれてありがとう!!」とずらずら並び、オタクの悲鳴はどの国も変わらなかった。
- 2025年4月18日花にして蛇シリーズ(2)サイコ (モノクローム・ロマンス文庫)オンリー・ジェイムス読み終わった
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