
みどり
@midori-read
2026年9月12日

悪童日記 (ハヤカワepi文庫 ク 2-1)
アゴタ・クリストフ,
堀茂樹
読み終わった
第二次世界大戦下の(明記はされていないけれど)ハンガリー。大きな街から、祖母の住む小さな町に疎開することになった賢く美しい双子の兄弟。愛してくれた母と別れ、不潔で厳しく吝嗇家な祖母との暮らしが始まることで、双子が自分たちの住むことになった世界に適応し、生き延びていく物語。
「感情」は人によって定義が曖昧なため、彼らの日記には「出来事」だけが書かれる。それ故に、彼らが出会った出来事は淡々と描かれる。けれど逆にその淡々と記されたことで読み手はいやに感情を揺さぶられるような印象もあって、すごい描き方だった。三部作あっという間に読んでしまいそう。

