

みどり
@midori-read
- 2026年8月23日
晴れでも雨でも昆虫学者小松貴読み終わった大学などに所属せずに独自に昆虫を研究している昆虫学者さんの日々についての一冊。初めて知る虫の話ばかりでとても興味深く、語り口も軽快で読みやすかった。コロナ禍をきっかけに身近に潜む虫たちの探索に至り…というのも素敵で、知らないだけで自分の身近な場所にもたくさんの昆虫たちの世界があるのだろうと思いを馳せた。 解説が丸山先生で、ラジオで知ってる丸山先生だ!と嬉しくなった。 - 2026年8月23日
狐闇 「旗師」宇佐見陶子北森鴻読み終わったとある鏡を競り落とした古物商が、その鏡の一枚が違うものとすり替わっていたことから巻き込まれる事件。 陶子のことは別シリーズで知っていたけれど、こんな裏側があったのか!と納得。ミステリアスな美女だった陶子がひたすら頑張る姿にだいぶ印象が変わった。シリーズ二作目だったことを知ったので一作目を読みたい。 - 2026年8月15日
- 2026年8月14日
月は無慈悲な夜の女王ロバート・A・ハインライン,矢野徹読み終わった地球の植民地のように機能していた月世界が、自由を勝ち取るまでの物語。 翻訳との相性か、中々読み進めることができずページ数自体もかなりあるので読了までにとても時間がかかった。けれど名作と呼ばれているだけあってとても面白かった。教授もマイクも魅力的で、故にラストは涙腺が。 - 2026年8月12日
名探偵のいけにえ白井智之気になる - 2026年8月11日
- 2026年8月9日
きらきらひかる江國香織読み終わった同性愛者の夫と、情緒不安定でアルコール中毒気味の妻、そして夫の恋人との話。 あらすじだけだと破天荒で泥々したものを想像してしまうけれど、どこまでも澄んでいて、それでいて哀しくなるような、けれどその哀しささえも幸福であふような余韻のあるお話だった。 江國さん、文章自体が好きで…という話を聞いて読んだのだけれど本当に文章も素敵だった。 - 2026年8月6日
センセイの鞄川上弘美読み終わった飲み屋で再会した高校教師と生徒だった女性が育む静かな愛のお話。 センセイの話す内容や言葉使いがとても綺麗で、日本語って美しいなあとずっと読んでいたかった。淡々とした語り口でありながらも情感的で、文章自体がすごく好みだ。 いつかまたあの境界の海辺で再会できるのかもしれないと思えば、寂しいけれど辛くはなくて、ずっと二人並んでお酒を飲んでいてほしいなあと思った。 - 2026年8月6日
- 2026年8月4日
- 2026年8月4日
怒り(上)吉田修一読み終わった行方をくらませた殺人犯の男が一人。沖縄の離島に住み着いたバックパッカー、港町に流れ着いた寡黙だけれど優しい男、ゲイの世界で知り合った優しい男。三人の男の中に犯人はいるのか、というストーリー。 なんかもう上巻の時点で既にこの三人の誰でもあってほしくない感情を抱いてしまっていて、下巻が気になるけれど読みたくないような気持ちにもなっている。淡々としているようでいて、風景の描写などがハッとするほど繊細な部分があって、魅力的な作家さんだ。 - 2026年8月2日
王とサーカス米澤穂信読み終わったフリーの記者、大刀洗万智が滞在先のネパールで遭遇した王族殺害事件と、とある一人の軍人の死についての話。 さよなら妖精ではどこか異質で、けれど強さと脆さを持ったキャラクターだった大刀洗万智。すっかり大人になった彼女の中には、やはりさよなら妖精での出来事が強く根付いていて彼女が思い出す度に私も胸が締め付けられた。殺人事件の犯人は誰かというメインストーリーはありながらも、人間は安全圏から見る悲劇を娯楽としている、というどうしようもない事実がメインテーマだった気がする。 - 2026年8月1日
掬えば手には瀬尾まいこ読み終わった勉強も運動も全てが平均値な主人公は、けれど一つだけ人とは違う能力がある。それは、人の考えていることが分かるという能力で…。 設定だけみるとどんな刺激的な物語が?と思うのに、あくまでも日常生活の中でそれを活かしていくストーリーというのが瀬尾さんらしい。口が悪くバイトが三日と続かないアルバイト先。何を考えているか分からないバイトと後輩。大学で出会った友人。言葉にしなくても分かること、言葉にして初めて分かること、別々の人間同士が別々のままに、それでも近くで生きることを描いた作品だった。瀬尾さんの作品は本当、癒される。 - 2026年7月29日
たった、それだけ宮下奈都読み終わった贈収賄の罪を犯した一人の男が姿を消すことから始まる、彼の周囲の人々の人生について書いた連作短編集。愛人、妻、姉、娘…等々。 ままならない人生を、それでも自分なりに生きていく現実の尊さと残酷さがあって、それでいて最後に残るのは少しの優しさで。宮下さんの作品はそういう類の優しさがいつもあって、読後の余韻が大好き。 - 2026年7月28日
少女地獄夢野久作読み終わった夢野久作を読むのは瓶詰の地獄に続き二作目。読みやすいしテーマが好みだしで、あっという間に読んでしまった。 病的な嘘つきの末に自殺する女など、現代でもこういう人いるよな…と思った。次はドグラマグラ読んでみようかなあ。 - 2026年7月27日
赤い月の香り千早茜読み終わったナツイチだったので購入。シリーズ二作目だと知らずに読んでしまったけれど、とても良かった。 怒りを覚えると我を忘れてしまう主人公と、森の奥に住む調香師の話。連作短編集なので読みやすく、どのお話も印象深かった。 千早さんは神様の〜は話自体があまり合わず、けれど文章がとても綺麗で好きだなと思っていた。今作のような作風のお話はとても合うのかもしれない。一作目も読みます。 - 2026年7月20日
栞と嘘の季節米澤穂信読み終わった前作は連作短編集だったけれど、今回は長編。米澤さん、私は長編の方が好みかもしれない。 図書室に返却された一冊の本に挟まったままだった押し花の栞。押し花の正体がトリカブトだったことから始まる栞の持ち主探し。 「切り札」が必要だった彼女たちについて詳しく語られないことが逆に切実で、物語後の瀬野さんについて思いを馳せてしまう。そして相変わらず堀川と松倉の何気ないやり取りが素敵だった。この二人にまた会えるといいな。 - 2026年7月19日
さよなら妖精米澤穂信読み終わった遠い国から来た少女と、日本の高校生たちの二ヶ月間の交流。やがて帰国した少女は一体どこの国から来たのか、記憶を辿りながら解明していく話。 米澤さんの書く生き生きとした高校生たちのやり取りの良さから、ずっしりと重い結末に至り独特の余韻を残す作品だった。ボトルネックを読んだ後に違い感情かもしれない。マーヤの生き生きとした描写が魅力的であればあるほど胸にくる。 - 2026年7月19日
悲しみよ こんにちはフランソワーズ・サガン,Francoise Sagan,河野万里子読み終わった恥ずかしながらタイトル、作家は知っていたものの、あらすじなどは何も知らずに手に取った。自分が主人公の年齢だった頃はずっと以前のことなのに、若かった頃のどうしようもない葛藤や万能感、若さゆえの残酷さなどが生々しくよみがえり苦しいくらいだった。陳腐な言葉だけれど、感性の鋭さ、繊細さがとてつもない。作家としてのサガンの人生も知らなかったので、解説もとてもありがたかった。 - 2026年7月18日
金原瑞人YAセレクション みじかい眠りにつく前にI 真夜中に読みたい10の話 (ピュアフル文庫 ん 1-10)いしいしんじ,寺山修司,恩田陸,有島武郎,梨屋アリエ,楡井亜木子,江國香織,角田光代,魚住直子,鷺沢萠読み終わったこういう、様々な作家さんの作品を集めた本はほとんど読んだことがなかったけれど読めて良かった。好きな作家さんも初めて読む作家さんも、短編ながら魅力が詰まっていたし文章が好きな方を見つけると本を買ってみたくなる。どれも良かったけれど「小さき者へ」はさすがにすごく、ラストに相応しい作品だった。
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