

みどり
@midori-read
- 2026年7月8日
百年の孤独ガブリエル・ガルシア=マルケス,鼓直読み終わった二年前の文庫化の折に購入していたものの、読み始めで挫折し再挑戦。とある一族の何世代にも渡る人生と変わりゆく街について描かれている。子どもに同じ名前をつけていくせいで、とにかく登場人物の相関図が分からなくなるのが本当に難しかった。(大体文脈で該当人物のことは分かるけれど)加え、現実と非現実を行き来するような独特の世界観に慣れるまで「何が起こったの?」となり挫折しやすいと思う。けれどとにかく頭を慣らす感じで読み進めていくと、いつの間にか自分もすっかりマコンドの住民になっている。愛とは何か、孤独とはどんな形をしているのか、読後にそんな答えのでない余韻に浸れる一冊だった。読み返したらまた新たに感じる部分も多そう。 - 2026年7月2日
カラマーゾフの兄弟 下ドストエフスキー読み終わった読み終わってしまった…。下巻からの展開はこれまでの流れを回収していくものだったので、物語自体が面白かったし、ここまで丁寧に細かく執拗に描かれてきた人間の内面について全ての描写に意味があったのだと思えるような終わりだった。人間誰しも、粗暴な中に神聖さを持つ瞬間があったり、学のない人の中に叡智が存在したりと、表面に見えているものが全てではないと、そんなことが伝わってくる作品だった。足かけ二ヶ月くらい読み進めていたけれど、最後は読み終えてしまうことが寂しいくらいだった。また読み返したい。 - 2026年6月25日
- 2026年6月22日
カラマーゾフの兄弟 中ドストエフスキー読み終わったやっと中巻。長かったしゾシマ長老の亡くなった後の展開では人間って…と絶望しそうになったけれど、やっと物語自体が動き出したので後半はあっという間に読み進めた。「誰が殺したのか」はもちろん、人間は複雑で色々な面を持っているという当たり前のことを物語を通して伝えられている気持ち。残るは下巻だけ。大切に読みたい。 - 2026年6月21日
おしまいのデート瀬尾まいこ読み終わった祖父と孫の最後のデート、高校時代の恩師との最後のデート、ろくに話したことのない同性の同級生との初めてのデートなどなど、あらゆるデートをテーマにした短編集。 解説の方が「瀬尾さんの作品は薬膳だ」と仰っていたのに大賛成。悪意のない優しい世界は、現実とは違う世界だけど、だからこそ身体に沁みる。 - 2026年6月21日
草原のサーカス彩瀬まる読み終わった製薬会社のデータ分析をしている姉と、アクセサリー作家の妹。姉は周囲と協力することが喜びで、妹は独自の眼差しで生きている。正反対な二人はやがて、世間を騒がせるニュースを引き起こすことになり…という物語。 綾瀬まるさんの作品は、じわじわと心が慰められるような、大きく物事が動くわけではなく生活は続いていくのだけれどそれを優しく肯定してくれるような、そういう温度がある。この作品もそうで、大団円が迎えてくれるわけではない。でも人生って、こういうものなんだよなと思う終わりだった。綾瀬さんの文章が私はとても好きだと毎回思う。 - 2026年6月20日
月と六ペンスサマセット・モーム,William Somerset Maugham,金原瑞人読み終わった何不自由のない人生を送っているかのように見えた男が、ある日突然妻子を捨て異国に旅立つ。彼の動機はなんなのか、作家として興味をひかれた主人公がたどる一人の男の人生について。 ずっと覚えておきたいと思う文章が数多くあり、名作はすごいなと純粋に感じた。間違った場所に生まれてしまった人間が、やがて自分が生きるべき場所を見つけた物語でもある。彼の息子の姿は、まるで彼が生まれ変わったかのような気がしてしまい、涙腺にきた。翻訳がとても読みやすく、描写も生き生きとしていて読めて良かった。 - 2026年6月17日
熱帯森見登美彦読み終わった手にしたとしても、最後まで読み終えた者はいない一冊の本。「熱帯」というタイトルのその本は一体どんな物語で、作者は何者なのか。やがてその旅は千一夜物語へつながり…。 500ページ以上ある分厚い本だけれど、森見さんの文章がとても読みやすくて全く苦ではなかった。物語ることで命をつなげたシャハラザードに思いを馳せてしまう。 【物語ることによって汝みずからを救え】 この熱に苛まれ、生まれたのは熱帯だけでなくこの世に存在する全ての本も同じかもしれないと考えた。 - 2026年6月15日
ぶらんこ乗りいしいしんじ読みたい - 2026年6月13日
折れた竜骨<下>米澤穂信読み終わったお、面白かった…!!上巻は結構読むのに時間がかかってしまったのだけれど、下巻は先が気になってあっという間に読み終えてしまった。デーン人の襲撃シーンは物語として純粋にハラハラしながら読み、ここでやっと登場人物たちの特徴や好きになってしまうポイントもたくさんで、だからこそ「誰が走狗だったのか」の謎解きがいっそう面白く読めた。タイトル回収も鮮やかで、面白い作品が読めた時の幸福感に浸った。 - 2026年6月13日
折れた竜骨<上>米澤穂信読み終わった12世紀、ロンドン。大小二つの島からなるソロン島でとある殺人事件が起こる。魔術を使い人を殺す人間を追ってソロン島にやってきた主従と、領主の娘が中心となりその殺人者を追うが…というお話。魔術が存在する世界+ミステリーという組み合わせで面食らったけど、不思議な出来事に関する詳細はきちんと読者にも提示されるので安心できる。米澤さんは登場人物を魅力的に書くのが上手いところが良いな〜と思う。犯人はまだ全然分からないため、下巻も楽しみ。 - 2026年5月31日
本と鍵の季節米澤穂信読み終わった図書委員の高校生二人が謎(人が死なないタイプ)を解決していく短編集。謎解きも面白かったけれど、二人の会話がすごく良くて、関係性の変化も友情モノとしてとても好きだった。終わり方の美しさで、余韻が長引く。続編もあるとのことで読むのが楽しみ! - 2026年5月29日
月夜の島渡り恒川光太郎読みたい - 2026年5月27日
掌に眠る舞台小川洋子読み終わった舞台で演じられた妖精に届かない手紙を送り続ける少女、一度も演じられることのなかった台本の台詞をお皿の底に書き記す元舞台女優、歯のブリッジから突如現れ出した白い生き物、舞台に住む女、舞台俳優からサインを貰うために生きている人、お金持ちの老人が建てた彼のためだけの舞台で毎日生きることになった女、犬がひく本箱の中にある渡り鳥の本、二匹で永遠になるヤモリ。 舞台を共通項にした八篇の短編集。小川洋子さんの本を読んでいる間、私はとても静かで奇妙で、でもほんのり温かい場所にいける。彼女の文章を読んでいると、なんだかとても贅沢な気持ちになるのが不思議だなと毎回思う。 - 2026年5月24日
カラマーゾフの兄弟 上ドストエフスキー読み終わった読まねば読まねばと思いながらも読んでいなかった作品。思ったより読みやすく、人物の名前と関係性を覚えるのに苦労しながらも読み進めることができている。それぞれタイプの違う三人の兄弟。人間は血には抗えないのか、神という存在について、愛ってなんなのだろう。そんなあらゆることを考えさせられる。ラスト付近のイワンとの対話で、イワンのことがとても好きになってしまい、彼の行末がどうなるのかとても気になる。 - 2026年5月23日
満願米澤穂信読み終わったどの短編も面白かった〜!米澤さんは初期は読んでいたものの満願前に離れてしまっていて、黒牢城がとても良くて離れていた時期のものを読み始めたところなのだけれど、初期から比較してすごく上手になられていて…。まだまだ読んでいない作品があるので読むのが楽しみ。 - 2026年5月20日
シャーロック・ホームズの凱旋森見登美彦読み終わった久しぶりに森見登美彦を読んだ…!京都を舞台に、ホームズのスランプを何とかすべく物語は始まり、最後の方は何が現実で何が虚構なのか、そもそも私が手にしているこの本の存在は。そんなことを考えた。森見登美彦を読むと京都に行きたくなる。 - 2026年5月11日
海うそ梨木香歩読み終わったずっと積読してたけど、早く読まなかったことを後悔するくらい良かった。穏やかな島での暮らしと、生と死。ラストの方は胸にきすぎて余韻を何日も引きずってしまった。梨木香歩さんにしか書けないお話すぎて、改めて大好きな作家さん。 - 2026年5月10日
人間の土地サン=テグジュペリ読み終わったゆるゆる読み始めて、正直何度も翻訳文に躓きそうになったけれど読み終わった。砂漠に不時着して、何度も幻覚を見ながら生について考える。読みながら、私も確かに共に砂漠にいたし生について考え続ける読書だった。 - 2026年5月3日
相田家のグッドバイ森博嗣読み終わったフィクションであるのだろうけれど、森博嗣のミステリー以外の作品ってどうしても森博嗣の人生かな…?と思いながら読んでしまうところある。森博嗣の独特の性格、人生観がこういう家族の元に育ったことに由来するなら納得しちゃう。
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