
りら
@AnneLilas
2026年9月12日
読み終わった
東洋史
@ 自宅
『天幕のジャードゥーガル』の副読本として。
面白かった。
『天幕』はアニメ勢で現段階では原作は未読なんだけど、歴史設定が新鮮ですっかり魅了されてしまい、世界史オタクなのに今までこれといって興味のなかったモンゴル帝国史に足を踏み入れることに。
副題の通り、帝国の中枢にいた女性たちに着目した新書なので、ニワカにも入りやすかった。
チンギスの息子たちは当然だけど、ファーティマとドレゲネといった天幕の面々にも言及があった(固有名詞の翻訳はそれぞれ異なる)。
『天幕』に出てきたモゲの耳飾りが戻ってきたエピソードは創作ではなく、実際に語り継がれているエピソードだった。
冒頭にユーラシア全体の地図はあるんだけど(後半にももう一枚ある)、河川や山脈、草原といった地理情報が書き込まれていないため、作中度々触れられる、部族の根拠地や移動先等の地理情報を地図と照らし合わせることができず、かといってネットでもちょうどいい地図が意外と見つからず、元からこの地域に明るいわけではない自分は悶々としながら読了。
著者はモンゴル出身の文化人類学者ということで著者撮影の現地の遺跡跡等の写真が多数掲載されており、モンゴル人としてのやや主観的な記述が多く、『天幕』はどう映っているのだろうか気になった。
