
鈍獣
@whale_in_da_room
2026年9月12日

パパ・ユーア クレイジー
ウィリアム・サローヤン,
伊丹十三
読んでる
“「あなたはどうしてもうそこに住まなくなっちゃったの?」
「そこに住んでても落ち着けなくなったからさ」
「どうして落ち着けなくなったの?」
「そうさね、私が思うに、多分私はサンフランシスコを恋することから醒めてしまったんだろうよ。そして、作家にとっては、彼が恋していない都会に住むのは全然無駄なことなんだ」
「もしも世界中のどんな都会にも恋をしていない作家だったらどうするの?」
「彼は困るだろうね」
「どうして?」
「作家というものはこの世界に恋をしていなきゃならないんだ。さもなければ彼は書くことができないんだ」
「どうして書けないの?」
「それはね、善いものはすべて愛から発するからさ。作家がこの世界に恋をしている時、彼はすべての人に恋をしているわけだ。そこのところを本気で追求してゆけば彼は書くことができるのさ」”

