けんたろ "秋の牢獄" 2026年9月12日

けんたろ
けんたろ
@kentaro
2026年9月12日
秋の牢獄
秋の牢獄
恒川光太郎
3編の短編が収録されています。 過去に「夜市」を読んで、独特の雰囲気に魅了された私。 本作も同じ雰囲気だといいなと、どうしても期待値があがってしまいました。 そして、読んでみての感想ですが、どれもがおもしろいのは言わずもがな、著者の独特のあの雰囲気は健在で、非常に満足度の高い読書体験となりました。 最後の一編はちょっとだけ雰囲気違う気がしましたが、それも楽しく読むことができました。 正直、短編ってちょっと苦手なんですよね。 良い短編ほど、「そんなところで終わるの!?結末読ませてよ!」とか「あれは結局なんだったの?設定教えてよ!」みたいなフラストレーションが溜まるので、どちらかといえば長編として読みたい派なんです。 本作も当然良作揃いでしたので、前述のフラストレーションが溜まってしまいました。 最後の一編なんて、これからだろっていうところで終わるので、キーッとなってしまいました。 良い短編に仕上げる一つのテクニックなのかもしれませんね、最高潮のクライマックスでスパッと終わるのが。 短編は終わり方も重要なんだと思います。 この作品、平成22年(2010年)の作品なんですよね。こう入った作品は時間が経っても色褪せないんですね。 恒川作品、俄然読みたくなりました。
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