
おみ
@moonriver___
2026年9月12日
白いしるし
西加奈子
読み終わった
かつて読んだ
再読
オールタイムベスト
先日のAesopのイベントでブックエクスチェンジをして手に入れた本。
コメントを頼りに選んだらまさかの好きな本で、運命を感じて再読。本を開いたら清らかな植物の香りがついていて何度も鼻を寄せてしまった。たまらない気持ちになった。
主人公の夏目が恋に落ちる瞬間の描写が好き。抑えれない気持ちが手から身体からどんどん溢れていくようで。まじまの絵を見たときの描写も好き。自分が初めてモネの絵を見たときのあの感情が言語化されたみたいで嬉しくなる。
登場するひとたちが歪な愛を抱えていて、楽しいだけが恋愛ではないという誰かのコメントに深く頷く。こんなにも誰かを好きになってみたいと思う。何度読んでも、まじまの描いた絵を見てみたいし、わたしも自分の白いしるしを見つけたくなる。
気がつけばわたしは夏目と同じ年齢になっていた。たったひとときでも誰かに強く惹かれる感覚を味わいたい。いまからいけますかね。
「赤が嫌いなときに見る赤と、赤が大好きなときにみる赤は、全然違って見えるけど、赤そのものは、ずっと赤なんです。赤であり続けるだけ。」




