
パン·オ·ショコラ
@mw1122
2026年9月12日

あなたの名
小池水音
買った
読み終わった
図書館で出会った作家。本屋で見かけ、嬉しくなり購入した。
余命わずかな継母と娘のさいごの時間を描いた本書。継母を気遣う娘にそれに答えようとする継母の冬香。痛みとともにもうろうとしていく記憶のなかで、その半生をたどっていく。
共感はできないが、共鳴はできると思った。静謐でいて優しい文章から彼らの思いを想像して、彼らが穏やかで安らかであるように願った。
人の《記録》をAIに託す。私たちにも、こんな未来が待ち受けているのだろうか。
『名前をみつけること。それを呼ぶこと。なぜじぶんがそれらのことをこれほど望むのか、正確なところはわからなかった。その名を聞き届けるべき者ははじめからいなかった。それでもその名を呼ぶことで、なにかをたしかめたかった。その音をじぶんの耳で聞き届けたかった。』








