
タルト
@taruto0409
2026年9月13日
氷菓
清水厚,
米澤穂信
読み終わった
図書館で借りて読んだ。
最近のミステリーにある、鳥肌が立つような驚きのトリックがあるわけではなく、何かどんでん返しがあるわけでもない。にもかかわらず、一気に読み進めてしまったのは、言葉の、表現の美しさがあるからだと感じた。素人が何を言っているだとは思うが、一文一文の余韻がクセになる。
「いつの日か、現在の私たちも、未来の誰かの古典になるのだろう。」
私は、小説を読んでいて物語を面白いと思うことは多くても、印象に残る言葉、読み終わったあと思い出す一文というのは意外と少ない。その点でこの小説は、大胆なトリック、衝撃の展開で魅せるのではなく純粋な言葉や表現で魅せてくるとても面白い小説であった。

