
きん
@paraboots
2026年9月13日
共感と距離感の練習
小沼理
読み終わった
小沼理さんの書籍は今回初めて読みましたが、率直に読めてよかった読んでよかったということが読後、自分の中に1番大きなものとしてあります。
自分は性的マイノリティでもないし、シスジェンダーのマジョリティ側の人間だし、もちろんクイアの友達もいない(オープンにされていないだけで実際にはいるのかもしれませんが)し、ホモフォビックな気持ちだってなくはない。実際目の前にしたらどう接したらいいのかわからないで戸惑うだろうし。
でもそんなぼくでも、小沼さんの本に書かれていることは、なんとなくわかる気持ちもあって。
ここでわかるとしてしまうと、本書の表題にさわる気もしてあえて、わかるとしたくない気持ちもあります。
わかるわからないとはっきり判然とさせることは、ときに気持ちよくことが進んでいる感覚にとらわれますが、そこから漏れた気持ちや感覚に目を向けず無かったことにする、言い換えれば自分の中のマイノリティーな気持ちに蓋をしてしまうことに他ならない。
そういったことに、小沼さんのエッセイを読んで気付かされた思いです。
小沼さんの純粋な感覚や誠実さが伝わる一冊でした。
今年読んだエッセイベストでした個人的に。
追記
本書を読みながら、若い頃知り合ったゲイのダンサーのことを思い出し、聾唖の仲間のことを思い出し、ホームレスの元ヤクザさんのことを思い出し。
失礼な態度をとっていたなと、猛省しています。
はやしえりかさん、ご紹介ありがとうございました









