panote "青い壺 (文春文庫)" 2026年9月14日

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2026年9月14日
青い壺 (文春文庫)
この青い壺が誕生したのは戦後だけれど、青い壺の行く先々で、戦前・戦後の人間模様だったり、人の価値観を垣間見れる。昭和だから、男性が威張っている描写も多いけれど、女性はしたたかに立ち回っているように思う。そもそも、この青い壺が難を逃れたのは一話目の妻の機転によるものだ。 私が1番好きなキャラクターは十二話にでてくる、病院の掃除婦のシメさん。青い壺の行く末にはほとんど関わらない(掃除中に壺に触って怒られたくらい)のだけれど、お花好きで、こつこつ働いて、お風呂に入って幸せに眠るところが、なんだかグッときた。 このさりげなく青い壺の存在を出すシーンも有吉さんすごいなぁと読みながら感心しっぱなしでした。
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