
-ゞ-
@bunkobonsuki
2026年9月14日

地球上に散らばる民族たち。
その文化には差があり、文化人類学はその差を眼差す学問である。本書では「子ども」に焦点を当てて、各民族の子どもがどのように学習していくのか比較していく。
見て、覚える。
今の日本において、この学習の仕方をする機会がどれほどあるか。子どもに限らず大人でも「見て、覚える」機会に接することは稀なのではないか。
人から何か教えられる時、「メモを取ってね」とか「分からないことがあったら聞いてね」と言われた経験は誰にでもある。
そこには「教える/教えられることは、自分以外のモノ・ヒトを活用する」前提が潜んでいる。
それはある意味で「あなたの観察眼なんてアテにしていない」というメッセージになりうる。「見て、覚える」というのは単純なようで「あなたの観察眼を信頼している」という肯定的なメッセージなのではないか。
子どもに対して「見て、覚えろ」というやり方は、なんだか古臭いが、子どもを成長させるには一番真っ当な指導なのかもしれない。
