
zelkova
@zelkova
2026年9月13日
サリンジャー初期短篇全集
J・D・サリンジャー,
柴田元幸
読んでる
『最後の休暇の最後の一日』
とてもサリンジャーっぽいこの作品の中に、白を重ねる描写があった。
「十一月が終わる前、ニューヨーク州ヴァルドスタは白かった。窓辺に飛んでいけの白、思いっきり息を吸い込めの白、玄関に教科書放り出して雪の中に飛び出していけの白。」
この部分を読んで思い出したのはアリ・スミスの『五月』。
「それは青い空の白、灼熱に霞む空の白、庭に干したと思ったら暑さであっという間に乾いてしまってすぐに取りこむシーツの白。」
冬も夏も白いんだな、なんて思っているうちに、ハン・ガンの『すべての、白いものたちの』を読み返したくなってきた。



