サリンジャー初期短篇全集
55件の記録
マルジナリア書店+よはく舎@yohakusha2026年10月22日紹介海外文学一目惚れをした男が投獄されるアンチ・ラブストーリー、戦争の気配が色濃くなる時代の若者たち、行方不明のホールデン……。サリンジャーの原点とエッセンスが詰まった21篇を収録した、初期全作品集。 ・ 〈この本には、J・D・サリンジャーが1940年から48年にかけて発表した、21本の物語が発表順に収められている。(…)8年でこの作家がいかに変わっていったかが、十分に実感できると思う。(…)それはちょっと、友だちが小説を書きはじめて、一本出来上がるたびに読まされているうちに、だんだんと本物になっていくのをリアルタイムで味わっているような、何ともワクワクさせられる感覚である〉(「訳者あとがき」より)
U.@mek-u2026年10月11日読み終わった珠玉の、というよりは、玉石混交の面白さのある短編集だった。全体的にうっすらと戦争の空気、死の空気が蔓延している。 転倒した森の、結末が印象的だった。コリーンとフォードはどうしても、一緒にはなれない。フォードは、「一般的な」幸せを選ぶことはできない。
iram iram@booklover02142026年10月4日読み終わった個人的な感想として。翻訳の作品は最初に誰の訳で読んだかということが後々まで効いてくることがあって、私は野崎孝で読み慣れてしまった上、初期作品集として先に出版された金原瑞人の本を読んでしまっていたので、ちょっとのりきれなかった感じもあった。全集という形式の常で、それほどでも、という作品もあるし。
サヤ@sayaemon2026年9月25日読み終わったサリンジャーの初期短編集を発表順に並べただけではなく、タイトルも作者の意図通りにあらため、柴田さんの新訳で収めた、正に全集の名に相応しい一冊 サリンジャーの他作品に登場する主人公一家等についてもあとがきで触れているので、作家の人生と作品の変遷、またその後の作品世界の展開についてもじっくりと追うことができた 訳の好みは人によって様々かもしれないけれど(とはいえ個人的には柴田さんの訳はとても好き)、アメリカという国と、そこに暮らす若者達が、どのように戦争というものを見つめ傷ついていったのかが、じわじわと肌に迫ってくる経験は、本書だからこそ味わえたと思う
zelkova@zelkova2026年9月18日読み終わった「父さんたちみんな、このあいだの戦争に行ったことで自分が他人より少し上だと思ってるみたいだよね。あの戦争に行ったドイツの男たちもたぶん同じように話したり考えたりしたと思うんだけど、それで今回の戦争をヒトラーが引き起こしたとき、ドイツの若い世代の人間たちはさ、自分たちだって父親の世代に負けない、ひょっとしたらもっと上だと証明してやろうって気になっちまったんじゃないかな」 「今回の戦争で戦った人間、これから戦う人間は、ひとたび戦争が終わったら沈黙すること、絶対何も言わないことが倫理的義務だと。もう死者をむなしく死なせるべきなんだよ。」 本物の戦争は映画みたいにかっこよかったりきれいだったりはしないということが描かれている作品が多かった。日本がまた戦争をする国になってしまいそうな今、ライ麦畑やグラースサーガよりこれらの短篇が読まれてほしい。 ホロコーストや黒人差別に関するものもあり、こんなものも書いていたのかと意外に思ったけど、読み応えがある作品だった。 で、訳者あとがきを読んでから、この短篇全集の作品の多くが入っている本を持ってることに気づいてびっくり。『彼女の思い出/逆さまの森』は積読中だけど、『若者たち〈短編集I〉』は買ったのはずいぶん前とはいえ一度は読んでいるはず。なのに全然記憶にない。この全集だと発表順に並んでいたり、発表時に勝手にタイトルを変えられていたもの(サリンジャーは激怒)を元のタイトルにしていたりするので、ちゃんと覚えていたとしても読む価値のある本だけど、忘れてたおかげでとっても新鮮な気持ちで読めてちょっと得した気分。









zelkova@zelkova2026年9月13日読んでる『最後の休暇の最後の一日』 とてもサリンジャーっぽいこの作品の中に、白を重ねる描写があった。 「十一月が終わる前、ニューヨーク州ヴァルドスタは白かった。窓辺に飛んでいけの白、思いっきり息を吸い込めの白、玄関に教科書放り出して雪の中に飛び出していけの白。」 この部分を読んで思い出したのはアリ・スミスの『五月』。 「それは青い空の白、灼熱に霞む空の白、庭に干したと思ったら暑さであっという間に乾いてしまってすぐに取りこむシーツの白。」 冬も夏も白いんだな、なんて思っているうちに、ハン・ガンの『すべての、白いものたちの』を読み返したくなってきた。



zelkova@zelkova2026年9月9日読んでる「コツをつかめば」 サリンジャーも昔はこんなにわかりやすくて可愛らしい作品を書いていたのか。なんだか微笑ましく思っていたら、訳者あとがきには「これはおそらく『受け』を狙って書いた作品と思われる」と。柴田さん…笑



zelkova@zelkova2026年9月6日借りてきた若かりし頃に大好きだったサリンジャーが若かりし頃に書いた短篇、訳は柴田元幸さんなら読まないわけにいかない。でも3cmを超える厚さで本棚に入りそうになく、まずは図書館で借りてみることに。予約しておいたら意外と早く順番が来て、先週借りた『虚言の国』(これも厚さ3cm)がまだ途中という変なタイミングになってしまったけど、読むのが楽しみ。 ところで、フィンランドやイギリスでは図書館で本を借りると国から著者に印税が払われるらしい。日本にもそういう制度あったらいいのに。




- たちゃ@am00_00_002026年8月7日読んでる本直筆原稿の特典が嬉しい。 1/4ほど読んだ感想。今のところ金原訳の方が読みやすいなーという印象。恐らく柴田訳は原文に寄せた翻訳なのかな?推測だけど。思い切った意訳の仕方が金原訳の方が上手く思えるし、表現に引っかからず読めた。それとこれは好みの問題だけど、柴田訳の”てにをは”の特に”を”の使い方が気になる。結構”を”を省略してくだけた言い方にしてるんだけど、その文のリズム感が自分には合わなくて違和感がある。それがノイズになってしまっていまいち乗れない。金原訳と合わせて読むとニュアンスに立体感が出る気がして良い

いしくら@koji_ishikura2026年8月1日買った@ twililight トワイライライトサリンジャーは自分にとって特別な作家だし、バンドで言うなら本書はデモテープやファーストアルバム。失われることのない切実さやいびつさがある。たまらんです。
プールに降る雨@amewayamanai2026年7月24日読みたいサリンジャーが二十代のころに書いた中短編。 [目次] いまどきの若者 エディに会いに行けよ コツをつかめば 壊れた物語の心 ロイス・タゲットの長い長いデビュー ある歩兵隊員に関する個人的メモ ヴァリオーニ兄弟 雷が鳴ったら起こしなよ 一軍曹の死 最後の休暇の最後の一日 週に一ぺんくらい死にやしねーだろ イレーン フランスにいる少年 このサンドイッチ、マヨネーズないよ 赤の他人 僕は頭がおかしい マディソン・アベニュー近辺で起きたささいな反乱 ウェストが全然ない一九四一年の女の子 転倒した森 ウィーン、ウィーン 針音だらけのレコード盤 (出版社WEBサイトより)

















































