でんぐりわたる "輝ける闇" 2026年9月14日

輝ける闇
輝ける闇
開高健
開高健ノンフィクション賞の存在から、開高健作品の一つとして読了。氏がベトナム戦争初期に米軍側に記者として潜入したルポルタージュ。終盤の戦闘における描写は生々しさを感じさせた。 「平和の大切さ」とか甘ったるいことを語った生半可な本ではない。戦争での人間の非道を通して生きることの「熱」を感じさせる本である。嫌な言い方になるが、著者は戦争を自己解体と自己誕生に「利用」しているとも言える。 とにかく文体は現代の文章に沿っているわけではないので非常に読みづらい。だが、凄まじい本を読んだことは確かだ。
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