輝ける闇

16件の記録
でんぐりわたる@wataru_s2026年9月14日読み終わった開高健ノンフィクション賞の存在から、開高健作品の一つとして読了。氏がベトナム戦争初期に米軍側に記者として潜入したルポルタージュ。終盤の戦闘における描写は生々しさを感じさせた。 「平和の大切さ」とか甘ったるいことを語った生半可な本ではない。戦争での人間の非道を通して生きることの「熱」を感じさせる本である。嫌な言い方になるが、著者は戦争を自己解体と自己誕生に「利用」しているとも言える。 とにかく文体は現代の文章に沿っているわけではないので非常に読みづらい。だが、凄まじい本を読んだことは確かだ。
郷愁旅情@saori2026年3月16日読み終わった恐ろしいほどの“熱”がある作品だった。 ほんの50年ほど前に終結したベトナム戦争。南ベトナム軍に特派員として従軍した筆者、開高健の経験も多分に含まれている。 戦争や処刑など人の死という本来非日常であるものが、日常になっていく恐ろしさ、そして、さらに死の密度が濃くなる終盤のスピード感、小説としてあまりにも面白く、物語としてあまりにも恐ろしい。 適応機制すら追いつかない終盤の展開は必見。











