
Jenの日常
@jennonichijo
2026年9月13日
「ユマニチュード」という革命
イヴ・ジネスト,
ロゼット・マレスコッティ,
本田美和子
読み終わった
@ 図書館
この本は、なにをもって、『人間』とするかについて書かれている。そして何より、how toだけに留まらない、全体的にフランスらしさの香る、力強さと哲学を根底に感じる本だった。印象に残ったのは以下の4点。
【1.自己犠牲とケアは切り離せる】
・ケアに自己犠牲が必要だという前提は、ケアが修道院由来であるからにすぎず、この文化が個人に自己犠牲を迫り、そのことで個人が自由に考え行動する力を奪っている
【2.ケアにおける感情の取り扱い方】
・仕事と感情は切り離せない。
・感情とは身体そのものと密接に結びついたもの
・必要なのは親密さを用いたケアを仕事として行なっていることへの自覚
【3.技法とコツ】
・関係ができて視界に入れてもらえる。まずはラポール
・優先事項は人によって異なる。
基礎的なニーズが自由であることは共通。
・自律を可能にする依存(依存なしに絆は結べない)
・誰に依存するか(いかにしてポジティブな絆を作るか)
・現実とは何か?(制約しかないなら現実そのものを疑え)
・私が治す=力関係(ヒエラルキー・管理・所有・操作・一方的)
・「何を志向しているか」を伝えられる、周囲の人が理解できる=自律
・行動と考え・気持ちの一致。そのための哲学と技術
・ケアがどの段階のケアなのか常に俯瞰する
(回復・維持・寄り添い)
・見る(目線を同じに。正面から)
・話す(ゆっくり穏やかに。反応なければ実況中継)
・触れる(点ではなく面で。肩や背中)
・立つ(体液や血流を動かす・人としての尊厳の自覚)
【4.自由について】
・Noが言える自由。自由がなければYesしか言えない