
もか
@mocha
2025年4月7日

文書が読みやすくあっという間に読んだ。加害者の手記の部分が当時の様子を鮮明にイメージさせる無駄な語句のない文で素晴らしい才能を持っているなと思った。
加害者側の側面しか見ることが出来ないことを大前提に、
途中に垣間見える加害者が被害者を好いている描写を見ると、子が母(父)に抱く無償の愛を本当の意味で断ち切ることはほとんど出来ないことがわかった。母の真意は分からないが、母本人の希望を娘の本意を無視し「娘の希望」にして縛り付けると本人は断れなくなるし、現実との乖離も大きくなるだろう。子どもは親の夢を叶える道具では無いし、被害者にとってこの結果はどうなのか知りたくもあった。これが現実に起こっていたと思うとただひたすらに哀しい。


