ケイ "サタンタンゴ" 2026年9月15日

ケイ
ケイ
@flyingkei
2026年9月15日
サタンタンゴ
サタンタンゴ
クラスナホルカイ・ラースロー,
早稲田みか
昨年のノーベル文学賞受賞作家、クラスナホルカイ・ラースローの作品が地元図書館に入ったのでさっそく借り出し。 第一部 第一章〜第三章 ハンガリーの棄て去られた農村。農場が解散されたあともこの地に残る人々は様々な形で暮らしをつないでいるが、絶望と諦念と捨てきれない野心の中にある彼らを描写する文章には時折過去や幻影が入り混じり、雨とともに訪れる暗い秋の朝を背景に浮かび上がるすさんだ情景に思わずおののく。 死んだことになっていた二人の「ごろつき」が村に戻ってきたことで、何がどう変わるのか。立ち尽くす人々の中にくすぶる欲望や自尊心が、彼らの登場でどう刺激されるのか。展開はまったく読めないが、しばしこの泥濘色の世界に入り込んでみよう。
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