もぐもぐ羊 "私の女の実" 2026年9月15日

私の女の実
私の女の実
ハン・ガン,
斎藤真理子
「赤い花の中で」を読んだ。 - - - - - - - - - - - - - - - 一晩寝てから… 主人公は女の子だった(弟が「お姉ちゃん」と呼びかけていたので)けど人称代名詞が「彼」で韓国語の性別を決めない三人称単数の代名詞だ!と思った。 『未来散歩練習』(パク・ソルメ)でも女性に「彼」が使われていた。 (どちらも斎藤真理子さん訳) 多分「그」なんだと思う。 確か『未来散歩練習』の訳者あとがきに意図的にそう書いていることがあるのでそれを尊重していると書いてきた記憶がある。 あと性別を限定しない書き方をしたい場合とか。 『私たちの停留所と、書き写す夜』(キム・イソル)では性別を限定されていないのに読み手のジェンダーバイアスの居心地の悪さを刺激する仕組みになっていた(キム・イソルは居心地の悪い小説を書くことが特徴) 訳者の小山内園子さんが「あの人」(그 사람)の性別をあえて曖昧に書くことを意識的にしていると言っていたのを思い出した。 そんなことを考えながら読んだのは、出家(というのかな?剃髪して寺に入ること)したのがちい兄さんなのか主人公なのか「彼」が誰を指すのかを見失ってしまって読み返して確認しながら読んだ。
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